ハラミちゃんが教えてくれた王道進行のヒット曲10選!
YouTubeやストリートピアノで絶大な人気を誇るピアニスト・ハラミちゃんが紹介する「王道進行(Ⅳ–Ⅴ–Ⅲm–Ⅵm)」の魅力に迫りつつ、その進行を取り入れたJ-POPの名曲10曲をピックアップしてご紹介します。音楽理論に詳しくない人でも「なんとなく心地よい」「なぜか感動する」と感じるのは、この王道進行が自然に人の感情に寄り添うからなのです。
王道進行は、ポップスを中心にロック、バラード、アイドルソングなど幅広いジャンルで使用されており、特にサビで多用されます。その理由は、コードが作り出す流れが聴く人に「感情の高まり」や「帰ってきた安心感」を与えるためです。ハラミちゃんはこの進行の魅力をピアノ演奏とともに分かりやすく紹介しており、音楽ファンのみならず、音楽初心者にも深く刺さる内容となっています。
1. ロビンソン / スピッツ(1995年)
J-POP史に残る名曲として知られる『ロビンソン』。その優しいメロディと歌詞に、王道進行がしっかりと使われています。特にサビの部分でコードの流れが滑らかに移り変わり、聴く人の心にそっと寄り添うような印象を与えます。歌詞の世界観と進行が絶妙にマッチしており、まさにスピッツらしい「空気感」を支える構造となっています。
2. HANABI / Mr.Children(2008年)
ドラマ『コード・ブルー』の主題歌として多くの人に愛されたこの曲。内省的でエモーショナルな歌詞とメロディに、王道進行が絶妙に絡み合っています。サビの盛り上がりは、コード進行の流れによって生まれる感情のうねりがそのまま音に反映されている好例。Mr.Childrenならではの哲学的な歌詞とも調和し、聴くたびに新しい感情を呼び起こしてくれる一曲です。
3. fragile / Every Little Thing(2001年)
恋人たちの繊細な心情を描いたこのバラードは、王道進行の魅力を最大限に生かしています。イントロから切なく、サビではぐっと感情を高めてくれるコード展開。歌詞の世界とメロディの優しさ、そして王道進行の流れが一体となり、胸にしみわたるような感動を呼び起こします。
4. 瞳をとじて / 平井堅(2004年)
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の主題歌として社会現象にもなった名曲。静かなイントロからサビにかけて徐々に盛り上がっていく構成で、王道進行の美しさが最大限に生かされています。愛する人への想いを真っ直ぐに歌い上げるこの楽曲は、進行の持つ感情的な豊かさを実感できるバラードです。
5. 気まぐれロマンティック /いきものがかり(2008年)
元気でポップなこの曲にも、実は王道進行が隠されています。軽快なリズムに乗せて、サビではしっかりと感情を盛り上げてくれる進行が使われており、聴いているだけでワクワクするような気持ちになれます。歌詞とメロディの中に、王道進行の持つ安心感と躍動感が絶妙に織り込まれています。
6. 君はロックを聴かない / あいみょん(2017年)
シンプルでありながら強いメッセージ性を持つこの楽曲は、アコースティックなアレンジの中に王道進行が織り込まれています。等身大の感情を描いた歌詞と、親しみやすいコード進行が、聴く人の心をまっすぐに打つ作品となっています。飾らない表現だからこそ、進行の力がより一層引き立っています。
7. 可愛くてごめん feat. ちゅーたん(CV:早見沙織) / HoneyWorks(2022年)
SNSで話題になったこの楽曲は、かわいらしいサウンドと中毒性の高いメロディが魅力ですが、背後にはしっかりと王道進行が支えています。アイドルソングやアニメソングとも親和性の高いこの進行は、楽曲のテンポ感やリズムとも抜群にマッチし、聴く人に一度聴いたら忘れられない印象を与えます。
8. Subtitle / Official髭男dism(2022年)
TVドラマ『silent』の主題歌として話題を呼んだ本作。Official髭男dismらしいスケール感とエモーショナルな旋律に王道進行が取り入れられており、心の奥に直接訴えかけてくるような力強さを感じます。繊細な感情を丁寧に紡ぐコード進行が、サビでのクライマックスを見事に演出しています。
9. ちゅ、多様性。 / ano(2022年)
独特の世界観とファッションセンスで人気のanoが歌うこの曲にも王道進行が! 明るくポップなサビの裏に、感情を支えるコード進行がしっかりと存在しています。キャッチーでありながら、どこか奥深さを感じさせる楽曲の秘密は、この王道進行の持つ普遍性にあると言えるでしょう。
10. 勇者 / YOASOBI(2023年)
小説をもとに作られるYOASOBIの楽曲はストーリーテリングに優れており、その中でも『勇者』は王道進行を見事に取り入れた楽曲のひとつ。壮大な物語の中で、聴き手の感情を導くようにコードが展開され、歌詞の世界観に一層深みを与えています。アニメとのタイアップで多くの人に届いたこの曲は、王道進行の魅力を再認識させてくれる名曲です。
王道進行は、音楽の中で「安心感」と「高揚感」をバランス良く与える非常に優れたコード構成です。ハラミちゃんがその魅力を楽しげに、かつ分かりやすく伝えてくれることで、多くのリスナーが音楽理論を「体感」しながら学ぶことができます。
ぜひこの記事で紹介した10曲をもう一度聴いてみてください。きっとコード進行の変化に耳を傾けたくなり、これまでとは違った角度から音楽を楽しめるはずです。あなたも王道進行の魔法に、もう気づいているかもしれません♪
王道進行とは?
「王道進行(おうどうしんこう)」とは、音楽理論の中で広く使われる用語で、「誰が聴いても心地よく、感動を呼びやすいコード進行」を指します。J-POPやアニメソング、ゲーム音楽などで多用され、いわゆる”泣ける系”や”感動系”の楽曲において定番となっています。
基本のコード進行(Cメジャーキーの場合)
| C | G | Am | F |
| I | V | vi | IV |
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C(I):トニック(安心・始まりの音)
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G(V):ドミナント(緊張・次に進みたくなる)
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Am(vi):サブメディアント(切なさ・感傷的)
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F(IV):サブドミナント(安定・優しさ)
この4つのコードが生み出す感情の流れは、多くのリスナーにとって自然であり、感動を呼びやすい構造になっています。
なぜ「王道」なのか?
この進行は、以下のような”感情の物語”を音楽で再現することができるからです:
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スタート(I):物語の始まり、安定と安心
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期待(V):緊張感が生まれ、次への期待が高まる
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感情の高まり(vi):切なさや悲しみなど深い感情が生まれる
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優しさと落ち着き(IV):心が落ち着く、希望を感じる
このような構造は、まるで映画や小説のように、心の起伏を音楽で表現できるため、多くの人の心に響くのです。
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