長年愛されたフランキーの声に変化が…
国民的アニメ『ONE PIECE』で、約20年という長い間、フランキー役を務めてきた声優・矢尾一樹さん。 その矢尾さんが、ついにフランキー役を降板することが正式に発表されました。
この突然のニュースに、ファンの間では驚きと同時に深い寂しさが広がっています。 SNS上でも、惜しむ声や感謝のコメントがあふれ、多くの人が矢尾さんの功績を称えています。
では、矢尾一樹さんが降板を決意した背景には、どのような理由があったのでしょうか?
矢尾一樹 アニメ「ONE PIECE」降板「理想としてるフランキーとの間に溝」“ス~パ~な後釜”予告
一部抜粋
大人気アニメ「ONE PIECE」公式は8日、公式サイト及びSNSを更新し、フランキー役を務めている声優・矢尾一樹(65)が降板することを発表した。
公式サイトと公式X(旧ツイッター)で「フランキー役 交代のお知らせ」が告知され「現在、TVアニメ『ONE PIECE』にて、フランキー役で出演していただいている矢尾一樹さんが、麦わらの一味を卒業する運びとなりました。長きにわたって話し合いを重ねた結果、このたびの決定となりました」と報告された。
出典:スポニチ
矢尾一樹が語った降板理由
矢尾一樹さんは、自身のX(旧Twitter)で次のようにコメントを発表しました。
「幽体離脱とでも云うのか、俺の理想としてるフランキーとの間に溝が出来てしまった…」
この言葉には、矢尾さんがどれほどフランキーというキャラクターに思い入れを持っていたかがにじみ出ています。 理想のフランキー像と自分の演技との間に、埋められないギャップを感じるようになった。 その結果、納得のいく演技ができない自分を許すことができず、自ら降板を申し出たのです。
この潔い決断には、声優としてのプロ意識とキャラクターへの深い愛情が感じられます。
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フランキー役降板の矢尾一樹が口にしていた〝衰え〟 共演声優が証言「ギャップに苦しんでいたかも」
一部抜粋
人気アニメ「ONE PIECE」(フジテレビ系)で主要キャラクターの「フランキー」役を19年間演じた声優・矢尾一樹(65)が同役を降板した。
矢尾は今月8日に自身の「X」(旧ツイッター)を更新。「幽体離脱とでも云うのか、俺の理想としてるフランキーとの間に溝が出来てしまった…」と吐露し「悔しい!哀しい!!マジでゴメン」とファンに謝罪した。
スタジオ関係者の話。
「一部ファンの間ではここ数年〝降板説〟が噂されていました。19年7月から放送されていた『ワノ国編』以降、明らかに滑舌が弱っていましたからね。フランキー独特の巻き舌も鳴りを潜めてしまい、ファンには衰えを隠し切れなかったんでしょう」
どこか色気を感じさせるしゃがれ声が特徴的な矢尾は、05年の登場以来、約19年にわたって味のある芝居で〝麦わらの一味〟を支え続けた。共演経験のある中堅声優が人柄を語る。
「柄物のシャツに短パン、サングラスと私服がド派手な矢尾さんですから、最初はあいさつするのも怖かったです(笑い)。勇気を振り絞って初めてマネジャーと声を掛けさせていただいた時、ご自身の出演前にも関わらず立ち止まって『頑張れよー!』って握手してくださったのを今でも覚えています。おちゃめな一面もある優しい先輩です」
同声優によれば、2~3年ほど前から役者としての衰えを口にすることがあったという。テレビアニメ公式サイトでも長期間の話し合いが設けられたことが記されており「ここ数年は理想の演技とのギャップに苦しんでいたかもしれません」と明かした。
出典:東スポWEB

理想の演技とギャップに苦しんでいたのかな?

2~3年ほど前から役者としての衰えを口にすることがあったそうだね。
共演者やファンの証言
矢尾さんの降板に関して、共演していた声優仲間たちも様々なコメントを寄せています。
特に目立つのが、「ここ2~3年ほど前から、矢尾さんは自身の演技に悩んでいた」という証言です。 長年第一線で活躍し続けた矢尾さんですが、年齢による声質や滑舌の変化を自覚し、理想の演技ができなくなっていることを非常に気にしていたそうです。
ファンの間でも、近年は矢尾さんの声に変化を感じるという声が上がっていました。 特に『ワノ国編』以降は、その変化が顕著であり、SNS上でも議論が巻き起こるほどでした。
年齢による声の変化は避けがたい現実ですが、それでも矢尾さんは最後まで高いクオリティを追求し続けたのです。 それが今回の苦渋の決断につながったのでしょう。
共演者の証言など詳しくはこちら:
後任は木村昴さん!
矢尾さんの後任として発表されたのは、人気声優・木村昴さんです。
木村さんといえば、『ドラえもん』のジャイアン役で知られ、パワフルな演技と存在感のある声でファンから絶大な支持を得ています。
新たなフランキーをどう表現するのか、期待と不安が入り混じる中、木村さんならではの新しい魅力を持ったフランキー像に期待が高まっています。
一部ファンからは「声のギャップをどう埋めるのか心配」という声もありますが、同時に「フレッシュなフランキーが見られるのが楽しみ!」という前向きな声も多く聞かれます。
新旧のファンが一体となって、新たなフランキーを受け入れていく時期なのかもしれません。
矢尾一樹(やお かずき)プロフィールと出演作品まとめ
【プロフィール】
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生年月日:1959年6月17日
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出身地:石川県金沢市
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身長:177cm
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体重:57kg
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血液型:B型
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特技:剣道二段、剣武道初段、ナレーション、アドリブ演技
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趣味:映画鑑賞、料理、旅行、読書、カラオケ
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声優デビュー:1980年代初頭(『戦闘メカ ザブングル』端役など)
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所属事務所:マック・ミック
【人物紹介】 矢尾一樹さんは、エネルギッシュで個性的な声と演技力を武器に、長年にわたって数々の名キャラクターを生み出してきたベテラン声優です。親しみやすいキャラクターからコミカルな役、シリアスな役まで幅広くこなすことで知られ、アニメ界のみならず特撮や舞台でも高い評価を得ています。イベントやトークショーでもユーモアたっぷりのトークでファンを楽しませ、親しまれています。ファンからは「やおちゃん」「一樹兄さん」と呼ばれることもあり、後輩声優からも慕われています。
【主な出演作品】
◆ テレビアニメ
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『機動戦士ガンダムZZ』 ジュドー・アーシタ役(主演、明るく前向きな少年を熱演)
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『ONE PIECE』 フランキー役(初代)、Mr.2・ボン・クレー役、ジャンゴ役(3役を器用に演じ分け)
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『頭文字D』 池谷浩一郎役(チームリーダーとしての熱血漢を好演)
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『超獣機神ダンクーガ』 藤原忍役(熱い魂を持ったパイロット役)
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『名探偵コナン』 ゲストキャラクター多数(幅広い演技力を披露)
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『新機動戦記ガンダムW』 オットー役(忠義に厚い軍人役)
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『銀魂』 松平片栗虎役(破天荒な警察官役、ギャグとシリアスを自在に演じ分け)
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『ドラゴンボールGT』 リルド将軍役(冷酷な敵キャラクター)
◆ 劇場アニメ
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『ONE PIECE FILM RED』 フランキー役(パワフルな存在感)
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『ONE PIECE FILM GOLD』 フランキー役
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『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』 ガストン役(戦士としての悲哀を表現)
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『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 補佐官役(重要な脇役として出演)
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『銀魂 THE FINAL』 松平片栗虎役(映画版でも存在感を発揮)
◆ OVA
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『トップをねらえ!』 スミス・トーレン役(パイロットの若者役)
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『怪医ブラック・ジャック』 杉田役(医療の裏側を描くストーリーで好演)
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『バブルガムクライシス』 レオン・マクニコル役(熱血刑事役、シリーズを通して人気)
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『ロードス島戦記』 ウッド・チャック役(ファンタジー作品にも出演)
◆ 特撮
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『忍者戦隊カクレンジャー』 ニンジャマン役(人間体・声を両方担当、人気キャラに)
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『仮面戦隊ゴライダー』 トーテマ役(敵幹部として登場)
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『超光戦士シャンゼリオン』 ナレーション担当(作品世界を盛り上げる)
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『獣電戦隊キョウリュウジャー』 ナレーション担当(勢いある語り口が話題に)
【受賞歴・評価】
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2007年:第1回声優アワード シナジー賞 受賞(『ONE PIECE』主要キャストとして)
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数々のアニメイベントや声優アワードでゲスト出演。ベテランとして若手声優の育成にも積極的に関わっている。
【最新情報】
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2024年夏配信予定『忍者戦隊カクレンジャー【第三部・中年奮闘編】』において、再びニンジャマン役として出演決定。成熟したニンジャマンの葛藤と成長が描かれると話題。
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2025年4月より、アニメ『ONE PIECE』のフランキー役は木村昴さんへ引き継がれることが正式発表され、矢尾さん自身もコメントで「素晴らしい後輩に託せて嬉しい」と語っています。
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声優業のほか、トークイベント、舞台出演、バラエティ番組のナレーションなど活動の幅をさらに広げており、SNS(公式X)でも頻繁に情報発信中。最近では、ファンとの交流を目的としたオンラインイベントにも積極的に参加しています。
ありがとう、矢尾一樹さん!
長年にわたり、『ONE PIECE』の世界にフランキーというキャラクターを吹き込み続けてくれた矢尾一樹さん。 彼の「スーパー!」なエネルギーに溢れた演技は、多くのファンの心に深く刻まれています。
矢尾さんが作り上げたフランキー像は、今後も作品の中に生き続けるでしょう。
「スーパー!」な掛け声と共に、私たちに夢と勇気を与えてくれた矢尾さんに、心からの感謝と拍手を送りたいと思います。
矢尾さん、本当にありがとうございました!
これからも『ONE PIECE』を、そして新しいフランキーを応援していきましょう!
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