【緊急】ETCトラブルで通行料金後払い対応!支払い義務は?
2025年4月6日未明、中日本高速道路(NEXCO中日本)の管轄する高速道路において、大規模なETCシステム障害が発生しました。この影響により、ETC専用レーンが一時的に使用できなくなり、多くのドライバーがその場で通行料金を支払うことができず、混乱が広がりました。本記事では、今回のトラブルの詳細、後日支払いの流れ、支払い義務の有無、そして今後の注意点について、最新情報をもとにわかりやすく解説していきます。
■ ETCシステム障害の概要と原因
2025年4月6日午前0時30分ごろから、首都圏を含む1都7県の17路線、計106カ所に及ぶ料金所でETCシステムに障害が発生しました。原因は、深夜割引制度の見直しに伴うシステム改修作業の一環で、不具合が発生したためとされています。この障害により、通常スムーズに通過できるはずのETC専用レーンが使えなくなり、料金所では大規模な渋滞が発生し、多くのドライバーが足止めされる事態となりました。
詳しくはNagoya TVのニュースもご参照ください。
特に深夜帯という時間帯にも関わらず、多くの物流トラックや一般車両が利用していたため、影響は広範囲に及びました。障害発生から数時間以内にNEXCO中日本は原因調査とシステム復旧作業を進めましたが、完全復旧までには時間がかかり、通行料金に関する特別対応が急遽取られることとなりました。
■ 通行料金の後日支払い対応
NEXCO中日本は、混乱を避けるため、通行料金をその場で支払うことが困難なドライバーに対し、後日支払いという措置を実施しました。対象となるドライバーは、通行後2日以内にNEXCO中日本公式サイトに設置された専用フォームから必要事項を入力し、支払い手続きを行う必要があります。
具体的には、通行日時、通行ルート、車両情報(ナンバープレート情報など)を入力し、オンラインで支払いを完了させる仕組みです。手続きを怠った場合、不正通行と見なされ、通常料金に加えて割増金が課せられる可能性があるため、注意が必要です。支払い完了後には確認メールが届く仕組みとなっており、トラブル防止のため保存しておくことが推奨されています。
不注意で料金所を通過してしまった。後から料金を支払うにはどうしたらよいですか?
ETCカードをETC車載器に挿入し忘れて通過したり、誤ったレーンに進入してしまったりなどにより、適正に通行料金のお支払いまたは課金ができなかった場合でも、後から料金をお支払いいただけます。
こちらへご連絡いただき、下記の事項をお申出ください。当社へのお申出がなく、通行料金をお支払いいただけない場合は、不正通行として割増金も含めた通行料金を請求させていただく場合がありますので、ご注意ください。
【必要事項】
- 利用された車両のナンバー、車種、色、形状(ワゴン・セダン・トラックなど)
※ご不明な場合はお手元に車検証をご用意ください。- ETCカード番号と有効期限
- 利用された入口・出口の料金所名と日にち、通過時刻
- お客さまのお名前とご連絡先(連絡を希望される時間帯)
出典:NEXCO中日本
■ 支払い義務について
今回のETC障害はドライバー側に過失がないものであるにもかかわらず、通行料金の支払い義務自体は免除されるわけではありません。NEXCO中日本の公式発表によれば、たとえシステム障害が原因であっても、高速道路を利用した事実に基づいて、通行料金を支払う法的義務が生じるとされています。
詳しくは朝日新聞デジタルの記事をご覧ください。
また、万が一支払いを怠った場合には、不正通行と見なされ、割増金を含めた高額な通行料金が請求される恐れがあります。これは道路法に基づく規定に沿った対応であり、利用者は必ず後日支払いを完了させる必要があります。迅速に対応することで、不要なトラブルや追加負担を防ぐことができます。
<<<お支払いはこちら>>>
◆専用支払いフォーム首都高ドライバーズサイト
■ 他の高速道路会社の対応事例
今回のトラブルを受けて、首都高速道路や阪神高速道路など、他の高速道路会社もそれぞれ公式ウェブサイト上で後日支払いの案内を開始しました。首都高速では、専用支払いフォームを用意し、阪神高速でも手続きページが設置されています。
各社とも、未払い通行の情報を記録しており、必要な手続きを怠った場合には不正通行扱いとする方針を明示しています。そのため、利用した道路会社に応じた指示を確認し、適切な手続きを迅速に行うことが非常に重要です。なお、万一支払い手続きに不明点がある場合は、各社のコールセンターに問い合わせることが推奨されています。
ETC障害、料金は「後払い」 中日本高速「通過2日以内に入力を」
一部抜粋
東名高速道路や中央自動車道などの自動料金収受システム(ETC)の制御システムに障害が発生したことを受け、中日本高速道路(NEXCO中日本)は6日、ETCレーンを開放する異例の対応に踏み切った。回収できなかった通行料金について、同社は通過から2日以内に同社ウェブサイト上のフォームに必要事項を入力するよう呼びかけている。
入力フォームは、インターネットで「NEXCO中日本 ETCの料金請求」と検索するか、同社ホームページの「重要なお知らせ」から、今回の障害に関する「WEBでのお手続き」のリンクをクリックすれば、アクセスできる。利用した路線、入り口と出口のインターチェンジ(IC)名、利用した日時などを入力する。現金による振り込み、またはETCカードでの精算が可能で、支払いは後日でも構わない。
出典:毎日新聞
<<<結果>>>

支払い義務はあります。
万が一支払いを怠った場合には、不正通行と見なされ、割増金を含めた高額な通行料金が請求される恐れがあります。

後払いの入力フォームは、インターネットで「NEXCO中日本 ETCの料金請求」と検索するか、同社ホームページの「重要なお知らせ」から、今回の障害に関する「WEBでのお手続き」のリンクをクリックすれば、アクセスできる。
■ まとめと今後の注意点
今回のETCシステム障害によって、普段では考えられないような混乱が発生しました。しかし、システム障害が発生した場合でも、通行料金の支払い義務が免除されることはありません。ドライバーは、速やかに各社指定の方法で手続きを完了しなければなりません。
また、今後も同様の障害が発生する可能性を考慮し、公式発表をこまめにチェックする習慣をつけるとともに、非常時の対応方法について事前に理解を深めておくことが望ましいでしょう。トラブル時にも冷静に対応できるよう、最新情報へのアンテナを高く保っておきましょう。
さらに詳しい情報は、以下のリンクからご確認いただけます:
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