マスクを外せない女性が急増?その意外な理由が衝撃だった!
新型コロナウイルスの影響で私たちの生活にすっかり定着したマスク。2023年以降、政府が「マスク着用は個人判断」としたことにより、徐々にマスクを外す人が増えてきました。しかし、その一方で「どうしてもマスクを外せない」と感じる女性が増加しているという驚きの現象が起きています。単なる感染症対策では片づけられない、深層心理や社会背景が関係しているとされるこの問題。今回は最新の調査や専門家の意見をもとに、マスクを外せない女性たちの“本音”に迫ります。
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女性がマスクを外せない主な理由とは?
1. 素顔を見られたくない心理
株式会社ビッグローブの調査(2023年)によると、18〜19歳の女性の約70%が「マスクを外すのがストレス」と回答しています。これは単に顔を隠していた期間が長かったことに起因するのではなく、SNSやスマートフォンの普及により、自己の見た目に対する意識がより高まり、評価を恐れる傾向が強くなったことが影響していると分析されています。
加えて、Z世代の多くは“写真加工アプリで作られた自分”に慣れており、現実の素顔に自信が持てなくなっているケースも少なくありません。マスクがその不安を和らげる“バリア”となっているのです。
若年層の3割以上が「コロナが収束してもマスクを外したくない」
あしたメディア by BIGLOBE が若年層のマスク着脱に関する意識調査を発表
- 若年層の3割以上が「コロナが収束してもマスクを外したくない」
- 男性は約5割が「公共交通機関で他者がマスクをしないこと」、女性は約7割が「素顔を出すこと」がストレスに
- マスクで素顔が隠れると男性はひげ剃り、女性は化粧不要で楽だった
若年層の3割以上が「コロナが収束してもマスクを外したくない」
18歳から29歳までの男女600人にマスクを外すタイミングについて質問したところ、「すでに外している」と回答した人の割合は27.0%と3割以下であった。反対に、「感染が収束しても外したくない」と回答した人の割合は33.5%と3割を超えた。
18歳から29歳の男女別で見てみると、男性ではマスクをすでに外している人の割合は33.0%に対して女性は21.0%と10%以上の開きがあった。
2. メイクをしなくても済む利便性
朝の支度時間を短縮したいという理由から、マスク着用によりメイクを簡略化または不要とするライフスタイルが広がっています。実際に31.1%の女性が「メイクをしなくてもいいから」と回答。加えて、長時間のマスク着用がリップメイクの崩れやファンデーションのムラを引き起こすというストレスも省けることから、ノーメイクでの外出が日常化しているのです。
一方で、コロナ禍以前は“身だしなみ”として求められていたメイクが、マスクによって免除される空気感ができたことも心理的な変化を後押ししています。
3. 肌トラブルやコンプレックスの隠れ蓑に
マスクは肌荒れやニキビ、シミ、輪郭へのコンプレックスを隠す“隠れ蓑”としても機能しています。特に若年層や思春期の女性にとっては、肌の状態に敏感になりやすく、常に他人と比較されるSNS社会の影響も相まって「肌を見せる=リスク」という認識が広がっています。
また、肌トラブルだけでなく、「鼻の形が気になる」「口元のゆがみが恥ずかしい」といった個別の悩みに対応する“安心アイテム”としての位置づけも強まっています。
4. 周囲の目や空気を読むプレッシャー
「自分だけ外して浮いてしまうのが怖い」「同調圧力が気になる」といった“空気を読む”日本社会独特の傾向も、マスクを外せない理由に挙げられます。PR TIMESの調査では、女性の約42%が「周囲の目が気になる」と回答しています。
特に職場や公共の場など、一定の秩序やルールが暗黙のうちに存在する環境では「マスク=マナー」と考える風潮が依然として根強く、外すことに罪悪感を感じるケースも見られます。
5. マスクはもはやファッションの一部
一昔前の「白い不織布マスク」から、カラーマスクやレース、布製デザインなど、多様化が進む中で、マスクはファッションとしての側面を強めています。10代後半では22.2%が「おしゃれとして楽しんでいる」と回答しており、コーディネートの一部としてマスクを取り入れている例も少なくありません。
さらに、SNS上では「#今日のマスクコーデ」といったハッシュタグも存在し、自己表現やファッションの一環として受け入れられていることがわかります。
専門家の意見:心理的影響の深さ
臨床心理士によると、マスク着用の長期化によって「顔を見られることへの恐怖」や「他人と自分を比較してしまう不安」が強くなり、特に女性の間で“マスク依存”のような現象が起きていると指摘されています。
中には「マスクを外すと、自分が自分でなくなるような感覚に陥る」と語る女性もおり、マスクが“仮面”や“盾”のような役割を果たしていると言えます。こうした心理状態を表現する言葉として「顔パンツ」というワードも生まれています。
まとめ
マスクを外せない理由は、単なる感染症予防という範囲を超えて、自己肯定感の問題や社会的な同調圧力、外見に対する不安など、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。
これからの社会では、マスクを外す・外さないは本人の自由であると同時に、それぞれの選択の背景にある心理や文化を理解し合うことが大切です。他人のマスク有無を一方的に評価するのではなく、その人の選択を尊重し合えるような空気が、共生社会には必要なのではないでしょうか。


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