【オレンジの雑草】ナガミヒナゲシは毒性あり!適切な駆除方法を公開
春先になると、道路脇や空き地、住宅地のちょっとした隙間にも姿を現す鮮やかなオレンジ色の花「ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)」。
この可憐な見た目とは裏腹に、ナガミヒナゲシは日本の在来植物や生態系に深刻な影響を及ぼす外来植物であり、放置することでその被害は年々拡大しています。
この記事では、ナガミヒナゲシの詳しい特徴、毒性、そして家庭で実践できる安全かつ効果的な駆除方法を分かりやすくご紹介します。

春に咲くオレンジの花「ナガミヒナゲシ」は繁殖力が強く、在来植物に悪影響を及ぼす外来種。毒性もあり、触れると肌トラブルの恐れ。見つけたら手袋をして根から抜き、種が落ちる前に処分を!
🌼 ナガミヒナゲシとは?
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学名:Papaver dubium
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科・属:ケシ科・ケシ属
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原産地:ヨーロッパ地中海沿岸地域
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開花時期:4月〜6月にかけて
主な特徴:
・高さ20〜60cm程度に成長し、直径3cmほどの明るいオレンジ色の花を咲かせる。
・鮮やかな色合いと可憐な見た目から園芸種と誤解されがちだが、実際には侵略的な繁殖力をもつ。
・1株あたり最大15万個もの微細な種子を飛ばし、わずかな風や通行人の靴底にも付着し、遠方まで拡散する。
・根からアレロパシーと呼ばれる物質を分泌し、近くの植物の発芽や生育を妨げてしまう。・繁殖のスピードが非常に早いため、駆除が遅れると一気に群生化し、他の植物が生息できない環境になる。
参考:鎌倉市公式サイト「ナガミヒナゲシについて」 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/nagamihinageshi.html
⚠️ ナガミヒナゲシの毒性と注意点
ナガミヒナゲシは見た目とは異なり、人体にも軽微な影響を与える毒性があります。茎や葉にはアルカロイド系の有毒成分が含まれており、茎を折った際に出てくる黄色い汁に触れると、皮膚の弱い方やアレルギー体質の方はかぶれや炎症を起こす恐れがあります。また、小さなお子さんやペットが誤って口にする可能性がある場所では、特に注意が必要です。
駆除作業時の注意点
・駆除後は流水と石鹸で手や腕をしっかり洗浄すること。
・駆除した植物はその場に放置せず、速やかに密封して処分する。
出典:くらしのマーケットマガジン「ナガミヒナゲシの危険性と対策」 https://curama.jp/hand-mowing/magazine/1975/
🛠️ ナガミヒナゲシの駆除方法
✅ 駆除のベストタイミング
✅ 駆除の手順
軍手よりもゴム手袋や厚手の園芸用手袋が安全。マスク、帽子、作業着を着用しましょう。
慎重に根ごと抜く:
茎を引っ張るのではなく、根元を押さえて土ごと丁寧に引き抜きます。
袋に密封して処分:
新聞紙や厚紙で包んだあと、ビニール袋に入れて空気が漏れないように密閉。
自治体のルールに従って廃棄:
多くの場合は可燃ごみとして処分可能ですが、念のため各自治体に確認してください。
✅ 再発防止策
・こまめな見回りと、発芽初期での迅速な対応が広がりを防ぐカギです。
駆除方法と予防:ミツモア解説記事 https://meetsmore.com/services/cutting-grass/media/81835
🧑🌾 駆除が難しい場合は専門業者に依頼を
ナガミヒナゲシが広範囲にわたって繁殖してしまった場合、またはアレルギー体質や高齢者である場合は、自力での駆除は無理をせず、専門の業者に依頼することをおすすめします。プロの手による作業は迅速かつ安全で、周囲の環境にも配慮した方法をとってくれます。
おすすめの除草サービスプラットフォーム:
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くらしのマーケット:https://curama.jp/
両サービスとも口コミ評価を確認でき、地域や予算に合わせて最適な業者を探すことができます。
🌱 まとめ
ナガミヒナゲシは、その華やかな姿とは裏腹に、環境や人体に少なからず悪影響を及ぼす外来植物です。繁殖力が非常に高く、放っておけばあっという間に増殖し、在来植物を駆逐してしまうおそれがあります。そのため、早期発見・早期対応が何より重要です。
ご家庭の庭先や通学路、公園などで見かけた場合には、すぐに対処を始めることで、被害の拡大を防ぐことができます。正しい知識と安全な方法で、ナガミヒナゲシの根絶に向けて一歩踏み出しましょう。
美しい見た目とは裏腹に、環境や人体へ悪影響を及ぼす外来植物。繁殖力が強く、放置すると在来植物を脅かします。見かけたら早期に安全な方法で駆除を。正しい知識が被害を防ぐ第一歩です。
🔗 参考リンク一覧
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鎌倉市公式:ナガミヒナゲシについて
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くらしのマーケット:駆除と対策
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ミツモア:ナガミヒナゲシの取り扱い


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