鹿児島・トカラ列島に群発地震ー7月5日「予言」とたつき諒は本当につながるのか？

2025年6月、鹿児島県南部のトカラ列島近海で群発地震が頻発し、わずか数日間で300回を超える揺れが観測されました。この現象は地元住民や気象関係者に強い警戒を促しており、特に夜間にも続く震動によって、地域の生活に深刻な影響が出ています。そうした中、ネット上では「2025年7月5日」に大災害が起こるという“予言”が話題になっており、不安をさらに加速させる結果となっています。

この予言の出所は、ある一人の漫画家が描いた本『私が見た未来完全版』に由来しています。単なるフィクションであるはずの内容が、多くの人々の間で「的中するのではないか」という関心を集めており、情報の真偽が問われる状況になっています。

【たつき諒の私が見た未来】と【フィリピン沖地震2025】驚愕の関連性とは！

【たつき諒の予言】2025年7月5日の災害で「安全な場所」はどこ？

【ネタバレ】たつき諒の2025年7月に起こる予言がリアルすぎる！

【緊急】たつき諒とは何者か？神のお告げを聞いたとされる伝説の予言者！

【調査】たつき諒はいったい何者？家族構成をネット、AIで調べた結果！

“7月5日地震”予言の正体

話題の中心となっているのは、漫画家・たつき諒氏による作品『私が見た未来完全版』です。この本の帯には、「本当の大災難は2025年7月にやってくる」との強いメッセージが記されており、一部の読者やネットユーザーがこの記述を“予言”と解釈しました。

さらに作中には「7月5日」という日付が登場し、それがSNSやブログを通じて急速に拡散されました。この日をめぐって、「過去にも的中させた」とされる予知夢があるという説も加わり、不安と憶測が広まることになったのです。

しかし、たつき氏本人はその後、「これはあくまで“夢を見た日付”に過ぎず、災害がその日に起こるという意味ではない」と何度も説明しています。新たに刊行された著書『天使的遺言』においても、「午前4時18分」という記述は夢を見た時間を示したもので、発災時刻ではないことを明確にしています。

たつき諒氏の著書『私が見た未来完全版』には「2025年7月に大災難が来る」との記述があり、作中に登場する「7月5日」という日付がSNSで拡散されました。

しかし、氏本人は「夢を見た日」であり、災害発生日ではないと繰り返し説明。新刊『天使的遺言』でも、午前4時18分は夢の時間であり、予言ではないと明言しています。

専門家と気象庁の見解

このような“予言騒動”に対して、気象庁や地震学の専門家は明確な姿勢を示しています。2025年6月末の記者会見において、気象庁長官は「現代の地震予知技術では、日時や場所を特定することは不可能です」と断言しました。これにより、たつき氏の夢に基づく内容に科学的な裏付けはないことが強調されています。

実際に、トカラ列島周辺は地殻変動が活発なエリアであり、過去にも何度か群発地震が観測されています。したがって、今回の活動も想定外のものではなく、今後も定期的な監視と注意が必要ではあるものの、必ずしも大規模地震に直結するとは限らないとされています。

気象庁は「地震の日時や場所を特定する予知は不可能」と明言し、たつき氏の夢に科学的根拠はないと否定。トカラ列島の地震は地殻活動によるものであり、大規模地震に直結するとは限らないとしています。

たつき諒氏との接点はあるのか？

では、今回の地震とたつき氏の描いた夢には何らかの関係があるのでしょうか？結論から言えば、そのような科学的根拠は一切存在しません。たつき氏の作品は「夢日記」の一種であり、本人も「これはフィクション的要素を含んだ記録」であると説明しています。

にもかかわらず、予言のように受け止められてしまった背景には、過去の“的中”とされる出来事があったこと、そして人々の不安心理が影響していると考えられます。心理学的にも、大きな災害が近づいているという情報に対し、人は「何かの兆し」を探してしまう傾向があるとされており、今回のケースもその一例といえるでしょう。