【老後】年金で足りない分を生活保護と同時受給してもらえる？

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2025.07.02

生活保護は、「健康で文化的な最低限度の生活を保障するために、足りない分を補う制度」です。

つまり、

✅ もともと年金をもらっていても

✅ 年金だけでは生活費が足りない場合

✅ その不足分を生活保護が補う

という仕組みになっています。

このことを「補足性の原理」といいます。

「最低生活費」は世帯の人数、年齢、地域などで変わります。

例えば一人暮らしの高齢者だと、目安として

都市部：
月13万〜15万円程度

地方：
月10万〜13万円程度くらいが基準（地域係数）になります。

生活保護はこの最低生活費から収入を差し引いて不足分を支給します。

例として、70歳の一人暮らし高齢者を考えます。

この場合：
130,000円（最低生活費） − 60,000円（年金） = 70,000円
→不足分70,000円が生活保護費として支給されます。

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生活保護は「本当に必要な人だけ」が対象なので、いくつか条件があります。

まず貯金や資産を使い切る必要があります。

・預貯金が一定額以上ある
・高額な車や不動産がある　これらは原則処分しなければなりません。

（※ただし住む家は条件により保有を認められることがあります）

親・子・兄弟姉妹などに扶養できる人がいれば、まず扶養をお願いすることになります。
ただ、実際には「扶養は困難」として生活保護を受けるケースも多いです。

働ける年齢・体力がある場合は、

・就職活動
・ハローワークへの通所が必要です。

高齢や病気で働けない場合はこの義務は免除されます。

生活保護にはさまざまな「扶助」があります。

生活扶助

　日常生活の費用（食費、光熱費など）

住宅扶助

　家賃（上限あり）

医療扶助

　医療費全額負担

介護扶助

　介護保険の自己負担分も原則全額支給

その他
　教育扶助、出産扶助、葬祭扶助など

年金と生活保護を一緒に受けるときの注意ポイントも押さえておきましょう。