【参政党】神谷宗幣は元自衛官!なぜ政治家になったのか?
はじめに
参政党代表・神谷宗幣(かみや そうへい)さんは、陸上自衛隊の予備自衛官三等陸曹として2012年から2022年まで務めた経験を持つ政治家です。その「現場力」を活かし、国家の防衛能力強化と安全保障政策に強い信念を持つ人物として、現在も全国各地で講演や政策提言を行っています。
彼の政治的スタンスは、単なる理念や理想論ではなく、現場での経験をもとにした「実行可能な政策」に基づいています。本ブログでは、神谷氏がなぜ政治家を志したのか、その背景を「自衛隊経験」「教育への想い」「政治挑戦」「国政でのビジョン」の4つの視点から丁寧に掘り下げていきます。

1. 自衛官としての10年:現場に立ったリアルな経験
神谷氏は陸上自衛隊予備自衛官三等陸曹として10年間(2012〜2022年)、定期的な訓練や有事に備えた対応計画の策定、災害派遣の基礎知識を身につけ、組織運営と国家の防衛について実践的な知識を培いました。実際の現場に立つことで、自衛隊の課題や制度の限界、装備や人材の不足などを体感し、そこから「政治の力で変えなければならない」との思いを強めていったのです。
また、任務の中では一般の市民や地域行政とも連携する機会が多く、「自衛隊の存在意義」や「国民との関係性」について深く考えるようになったといいます。この経験が、後に政治の世界で自衛隊の立場を法的にも社会的にも強化するための政策立案へとつながっていきました。
参考:防衛省「予備自衛官制度について」 https://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/
自衛官としての10年:現場で培った視点
神谷氏は陸上自衛隊予備自衛官として10年間勤務し、訓練や災害対応を通じて防衛の現場を経験。装備や制度の限界を実感し、「政治の力で変える必要性」を痛感しました。地域との連携を通じて、自衛隊の存在意義と国民との関係を深く考えるようになり、これが政治での安全保障政策に直結しています。

場で見た自衛隊の限界。だからこそ、政治で変える覚悟が必要だと実感した。神谷さんのような経験者が動くことに大きな意味がある。
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2. 海外留学と教育現場から芽生えた使命感
神谷氏は若い頃にカナダへ語学留学し、その後8ヶ月間かけて世界中を旅しました。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米を巡る中で、日本と他国との「教育水準」「国民の意識」「政治参加への姿勢」の違いを肌で感じ、「日本の若者の内向き志向」に危機感を覚えたと語っています。
帰国後、高校教師として英語と世界史を教える一方で、生徒たちに「なぜ日本の将来について考えようとしないのか」「自分の国の制度や歴史にもっと関心を持つべきではないか」と問い続けました。その過程で「教育によって日本は変わる」と確信し、教育改革をライフワークに掲げるようになります。
さらに、実家のスーパー経営では厳しい経済環境の中で倒産も経験し、地方経済の苦しさと行政支援の限界を痛感。ここでも「政治による制度改革の必要性」を強く意識し、民間と教育の両面から得た知見が政治家としての基盤となっていきました。
海外留学と教育現場から芽生えた使命感
世界を旅した経験から、日本の若者の内向き志向に危機感を持った神谷氏は、帰国後に教師として教育改革の重要性を実感。さらに実家の経営失敗を通じて地方経済の課題にも直面し、「教育と制度改革こそが日本を変える鍵」と確信し、政治家を志しました。

世界を見て気づいた。今の日本に必要なのは教育と制度の改革。神谷さんの行動には強い覚悟を感じる。
3. 地方議会から国政へ:型破りな挑戦
2007年、大阪府吹田市議会議員選挙に立候補し、わずか29歳で初当選。市民とともに歩む姿勢や、徹底した現場主義の政治姿勢が注目を集め、2期6年にわたり地方政治に携わります。市議時代は教育予算の見直し、防災体制の強化、地元企業支援などを積極的に提言し、「口だけではなく動く議員」として信頼を集めました。
2012年には自民党から衆議院選挙に出馬するも落選。しかしそこで得た人脈と経験をもとに、2013年には若手政治家のネットワーク「龍馬プロジェクト全国会」を設立。さらに、YouTubeチャンネル「CGS(チャンネル・グランド・ストラテジー)」を開設し、教育・歴史・防衛・経済など幅広いテーマで発信を続け、保守層や若者の支持を広げていきました。
2020年に参政党を立ち上げると、従来の政党とは異なる「国民参加型政治」「教育立国」のコンセプトが支持を得て、2022年参院選で比例区から初当選を果たします。
参考:参政党 公式サイト プロフィール https://www.sanseito.jp/member/kamiya-sohei/
地方議会から国政へ:型破りな挑戦
29歳で吹田市議に初当選した神谷氏は、現場主義の政治で信頼を獲得。衆院選落選後も龍馬プロジェクトやYouTubeで発信を続け、2020年に参政党を設立。「国民参加型の政治」を掲げ、2022年参院選で初当選を果たしました。

現場で動き続けた姿勢に信頼が持てる。言葉より行動で示す政治家、それが神谷さんだと思う。
4. 「なぜ政治家になったのか?」その核心
神谷氏は「本当は政治家になりたくなかった」と語っています。それでも政治家の道を選んだのは、「普通の人が政治に関われない仕組み」が社会に根づいているから。一般市民の声が届きにくい政治に絶望せず、自らの手で扉をこじ開けようと決意したのです。
教育者として、経営者として、そして自衛官として「社会の構造的な問題」に直面してきた彼は、「意識を変えない限り、日本は変わらない」と確信。とりわけ若者たちが「自分の人生に責任を持ち、社会に参加していく」きっかけを提供するために、自らが政治家となる決意を固めました。
参考:神谷宗幣 公式ブログ「政治家になる理由」 https://ameblo.jp/kamiyasohei/
「なぜ政治家になったのか?」その核心
政治家を望んでいなかった神谷氏が政治の道を選んだのは、一般市民が政治に関わりにくい現実を変えるため。教育・経営・自衛官としての経験から「意識改革こそが日本を変える鍵」と考え、特に若者の社会参加を促すために立ち上がりました。

「なぜ政治家になったのか?」
神谷氏は、社会の仕組みを変えるには政治しかないと気づき、覚悟を決めて立候補。若者の意識改革と市民参加を実現するために行動を起こしました。
5. 自衛隊経験を反映する安全保障政策とは?
神谷氏が掲げる防衛政策は、いずれも「現実に即した、抑止力と実行力を備えた国家」を目指すものです。たとえば次のような具体的政策を訴えています:
・防衛予算をGDP比2〜3%に引き上げ、最新兵器やサイバー防衛、宇宙戦略にも対応できる体制へ
・有事の際に迅速な対応が可能となる「予防的対応(先制的防衛行動)」の法整備
・ミサイル防衛や敵基地攻撃能力を含む総合的な防衛力強化
・核抑止力の議論も排除せず、現実的な外交安全保障戦略を検討
こうした政策は、机上の理論ではなく、実際に自衛隊の一員として任務を経験した神谷氏だからこそ出てくるものです。
現場と教育と政治の融合
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自衛隊での10年が、安全保障のリアルな視点を形成し、国家防衛への深い理解を与えました。
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教育と経営の経験が、国民の意識改革と地方再生への熱意へとつながっています。
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地方政治と国政での挑戦が、政策の実行力と信頼を裏付ける実績となっています。
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YouTubeや書籍などの発信活動も、自らの言葉で国民に政治を近づける努力として継続されています。
神谷宗幣氏が「なぜ政治家になったのか」は、単なるキャリアの延長ではなく、日本社会を根本から変えるための覚悟ある選択です。彼の根底にあるのは、「現場を知る者が未来を築く」という信念。そして、それを実現するために、彼は教育、政治、安全保障の全てのフィールドで行動を続けています。


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