ChatGPTで「続行するには、challenges.cloudflare.com のブロックを解除してください」と出たときの対処法

2025年11月ごろから、ChatGPTにアクセスしようとすると

続行するには、challenges.cloudflare.com のブロックを解除してください。

という画面が突然出て、まったく使えない……という声が一気に増えました。

しかもこのエラーは、ChatGPTだけでなく、Claude や Perplexity など「Cloudflare」という仕組みを使っているサービスで同時に出ています。

この記事では、

このメッセージの意味
ChatGPT側（Cloudflare側）の障害なのか、自分の環境の問題なのかを見分ける方法
PC・スマホ別の具体的な対処手順
会社や学校のWi-Fiを使っている場合のポイント

を、なるべくやさしく解説します。

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1. 「challenges.cloudflare.com のブロックを解除してください」とは何者？

まず、このメッセージは ウイルスでも詐欺でもありません。

ChatGPT の前に立っている「Cloudflare（クラウドフレア）」という門番サービスが出している画面です。

Cloudflare は、

世界中にサーバーを置いてサイトを高速表示する（CDN）
DDoS攻撃などからサイトを守る
怪しいアクセスを弾く

といった役割を持つサービスで、OpenAI（ChatGPT）もここを利用しています。

この Cloudflare が、

「あなたが人間かどうか確かめるためのチェック」
「不審なアクセスをブロックするための仕組み」

として利用しているのが challenges.cloudflare.com というサブドメインです。

なぜ「ブロックを解除してください」と出るの？

本来なら、

ChatGPTにアクセスする
Cloudflareがサッとバックグラウンドで確認（人間かどうかなど）
問題なければそのままChatGPTの画面が開く

という流れで、ユーザーは何も意識しないはずです。

ところが、

ネットワークやブラウザの設定で challenges.cloudflare.com への通信がブロックされている
あるいは Cloudflare 側のトラブルでそのサーバーにアクセスできない

といった状況になると、この確認処理が途中で止まり、

続行するには、challenges.cloudflare.com のブロックを解除してください。

というエラー画面で足止めされてしまいます。

2. 原因は大きく「2パターン」ある

このメッセージが出る原因は、ざっくり分けると次の2つです。

パターンA：Cloudflare（ChatGPT）側の大規模障害

2025年11月18日〜19日ごろ、Cloudflareのトラブルで
- ChatGPT
- X（旧Twitter）
- Perplexity など多くのサービス

で一斉に同じエラーが出ました。

このように、世界中で一斉に「challenges.cloudflare.com」関連のエラーが出ている場合は、

あなたのPCやスマホの問題ではなく
Cloudflare や ChatGPT 側の一時的な障害

である可能性が高いです。

このケースでは、ユーザーの側でできることは多くありません。時間が経てば復旧します。

パターンB：自分の環境で challenges.cloudflare.com をブロックしている

一方、Cloudflareの障害が起きていないのに、このエラーが頻発する場合は、あなたの環境で

広告ブロッカー（AdBlock、uBlock Origin など）
プライバシー系拡張機能
セキュリティソフトのWeb保護機能
会社や学校のフィルタリング
ルーターやDNSフィルタ

などが原因で、

challenges.cloudflare.com への通信が遮断されている

可能性があります。

この場合は、自分のブラウザやネットワーク設定を見直すことで改善する余地があります。

3. まず最初に「障害なのか、自分の環境なのか」を切り分る

いきなり設定をいじる前に、まずは 「みんなが落ちているのか、自分だけなのか」 を確認しましょう。

3-1. 他の人も同じエラーが出ているか調べる

X（旧Twitter）で
- ChatGPT つながらない
- challenges.cloudflare.com
- Cloudflare 障害
などで検索する
「ChatGPT 障害」「Cloudflare 障害」などでニュースを検索する

もし、

「世界的にCloudflareが障害」「ChatGPTが広範囲でダウン」

といった情報がたくさん出ている場合は、あなたの環境は正常でもつながらないだけの可能性が高いです。

3-2. 他のAIサービスでも同じエラーが出るか

ChatGPT
Claude
Perplexity

など 複数のAIサービスで同じメッセージが出る 場合、

Cloudflare側の障害
もしくは、あなたの回線／ネットワークがCloudflare自体をブロックしている

という可能性が高くなります。

3-3. 別の回線（スマホのテザリングなど）で試す

自宅Wi-Fiでエラーが出る
スマホのテザリングに切り替えたら普通に使える

この場合、

自宅のルーター
プロバイダ側のフィルタ
共有Wi-Fi（マンションの共用回線など）の設定

が原因で challenges.cloudflare.com が弾かれている可能性があります。

4. PCブラウザでの具体的な対処法

ここからは、自分の環境に原因がありそうな場合のチェック手順を、PCブラウザ（Chrome／Edgeなど）向けにまとめます。

手順① ブラウザを変えてみる

いつも Chrome を使っているなら、Edge や Firefox で試す
逆に Edge を使っているなら Chrome でも試す

あるブラウザだけでエラーが出る 場合、そのブラウザの設定や拡張機能が怪しいです。

手順② シークレットウィンドウ・InPrivateウィンドウで開く

Chrome：右上メニュー →「シークレットウィンドウを開く」
Edge：右上メニュー →「InPrivate ウィンドウを開く」

シークレットモードでは、多くの拡張機能が自動的にオフになります。

シークレットモードだとエラーが出ない 場合は、

普段のブラウザで使っている拡張機能のどれかが原因

と考えられます。

手順③ 広告ブロッカーやプライバシー系拡張を一時停止

代表的な例：

AdBlock
uBlock Origin
Ghostery
DuckDuckGo Privacy Essentials

などの拡張機能は、

広告
トラッカー
一部のスクリプト

を自動的にブロックします。

これらが challenges.cloudflare.com を「怪しいスクリプト」とみなしてブロックしていると、Cloudflareの確認画面が動作せず、エラーになってしまうことがあります。

対処例：

ブラウザ右上の拡張機能アイコンをクリック
該当の拡張機能を一時的にオフにする
ChatGPTのページを再読み込み（Ctrl + F5 など）

これで解消する場合は、

ChatGPTやOpenAI関連のサイトだけブロック対象から除外する（ホワイトリスト登録）

設定に変更するのがおすすめです。

手順④ VPN・プロキシをオフにする

国をまたいで接続するVPN
会社が指定しているプロキシ

などを使っていると、

IPアドレスの評判
不自然なアクセス元（国）

などの理由で、Cloudflareが「怪しいアクセス」と判断することがあります。

一時的にVPNをオフにして、

自宅からの通常の回線
スマホのテザリング

などでアクセスしてみましょう。

手順⑤ セキュリティソフト・ファイアウォールを確認

ウイルス対策ソフトやセキュリティスイートの中には、

危険そうなスクリプト
広告・トラッカー

をまとめてブロックする機能があります。

その判定に challenges.cloudflare.com が引っかかっていると、Cloudflareのチェック自体が動かなくなります。

確認ポイント：

Web保護／インターネット保護の設定画面を開く
cloudflare.com や openai.com、chatgpt.com などがブロックリストに入っていないか確認
不明なまま全部オフにはせず、「信頼できるサイトとして除外」に追加するのが安全

手順⑥ ルーターを再起動・DNS設定を見直す

自宅ルーターの電源を一度切り、10〜30秒待ってから入れ直す
自分でDNSをカスタマイズしている場合（例：広告ブロック用DNS）、一度「自動取得」に戻す

マンションの共用Wi-Fiなどを使っている場合は、

管理会社側でフィルタが設定されている

こともあります。この場合、ユーザー側で完全に解決するのは難しく、別回線（スマホのテザリングなど）を使う方が早いことも多いです。

5. スマホ（iPhone／Android）でエラーが出るときの対処法

スマホでブラウザ版ChatGPTを使っていて同じエラーが出る場合は、次の点を確認してみてください。

5-1. モバイルデータとWi-Fiを切り替える

家のWi-Fiでエラー → 4G/5Gに切り替えて再アクセス
逆にモバイルデータでエラー → 自宅Wi-Fiにつなぎ直して再アクセス

片方だけでエラーが出る 場合、その回線側のフィルタや設定に原因がある可能性が高いです。

5-2. 別のブラウザアプリで試す

Safari でダメなら Chrome や Edge
Chrome でダメなら Safari やFirefox

というように、ブラウザアプリを変えてみてください。

5-3. DNSフィルタ系アプリを確認

スマホには、

広告ブロック用DNS
プライバシー保護DNS

を設定するアプリがあります。

こうしたアプリが challenges.cloudflare.com をブロックしていると、同じエラーが出ます。

一時的にアプリをオフにする
ChatGPTやOpenAIに関するドメインを除外リストに追加する

などの対応を検討してください。

6. 会社・学校・カフェなど「自分で設定できないWi-Fi」の場合

オフィスや学校、カフェ、ホテルなどのWi-Fiでは、

管理者がセキュリティのためにCloudflare関連やAIサイトを制限
特定の国向け通信や不明なスクリプトをまとめてブロック

している場合があります。

この場合、個人でできることは限られますが、

一度Wi-Fiを切ってスマホのテザリングで試す
それで普通にChatGPTが使えるなら、Wi-Fi側の制限が原因
必要であれば、ネットワーク管理者に相談する

という流れになります。

管理者に相談する際の例文

ChatGPTなどのAIサービスにアクセスすると、「続行するには、challenges.cloudflare.com のブロックを解除してください。」という画面が表示され、利用できません。

Cloudflareのセキュリティチェックに関連するドメインがブロックされている可能性があります。業務上AIを利用したいのですが、このネットワークから利用できるように設定変更をご検討いただけないでしょうか。

このように、具体的なエラーメッセージと、必要な理由を伝えると話がスムーズです。

7. それでもダメなときの「最終チェックリスト」

ここまで試しても解決しない場合は、次の点も確認してみましょう。

ブラウザやアプリが最新バージョンか
OSの日時・時刻設定が正しいか（大きくズレていると証明書エラーの原因になります）
別のPC／スマホでも同じネットワークで再現するか
別のアカウントでも同じ症状か

それでもダメな場合は、

OpenAIの公式ヘルプセンターで「ChatGPT エラーネットワーク」などを検索し、案内に沿って問い合わせる
その際、
- いつから発生しているか
- どの端末・ブラウザか
- 利用している回線（自宅Wi-Fi、会社Wi-Fi、モバイル回線など）
- 表示されているエラーメッセージのスクリーンショット

を添えると、原因特定がスムーズになります。

8. よくある質問（FAQ）

Q1. この画面はウイルスやフィッシングではありませんか？

A. ChatGPTの公式サイトにアクセスしていて表示される場合は、Cloudflareが出している正規のセキュリティ画面です。

ただし、URLが明らかにおかしい場合や、怪しいメールのリンクから飛んだページで同じ表示が出ているなら注意が必要です。必ず

ブラウザのアドレスバーのドメイン

を確認し、openai.com や chatgpt.com から始まる正規のページかどうかをチェックしましょう。

Q2. 「ブロックを解除してください」とあるので、何か許可ボタンを押せばいいの？

A. 多くの場合、このメッセージは「必要な通信がどこかでブロックされていて進めません」という意味です。

ブラウザ拡張機能
セキュリティソフト
ネットワークのフィルタ

などを見直し、正規のサイト（ChatGPT）に対する通信であれば、ブロックされないように設定変更する必要があります。

Q3. 広告ブロッカーは完全にオフにしないとダメ？

A. いいえ、必ずしもそうではありません。

普段のWeb閲覧では広告ブロッカーをオンのまま
ChatGPTやOpenAI関連のドメインだけ「除外サイト」として登録

という形にすれば、

セキュリティや快適さを保ちつつ
必要なサービスだけ正しく動かす

ことが可能です。

Q4. これは自分の「アクセスしすぎ」が原因になることもありますか？

A. 短時間に大量のリクエストを送っていたり、複数の端末・IPから同時にアクセスしていると、Cloudflare側が「不審なアクセス」と判断して一時的に厳しめのチェックを行うことがあります。

その場合は、

少し時間を置いてから再アクセス
不要な自動アクセス（スクレイピングなど）を止める

といった対応で改善することがあります。

9. まとめ：あわてずに「切り分け」→「設定見直し」の順で

最後に、この記事のポイントをまとめます。

「続行するには、challenges.cloudflare.com のブロックを解除してください」は、Cloudflare（ChatGPTの前にいる門番）が出しているエラーで、ウイルスではない。
原因は大きく「Cloudflare側の障害」と「自分の環境でのブロック」の2種類。
まずはSNSやニュースで障害情報を確認し、「みんな落ちている」のか「自分だけなのか」を切り分ける。
自分だけの場合は、
- ブラウザを変える／シークレットモードで開く
- 広告ブロッカー・拡張機能を一時オフ
- VPNやセキュリティソフト、DNSフィルタを見直す
- 別回線（テザリングなど）で試してみる
会社や学校のWi-Fiでは、管理者による制限の可能性も高いので、必要なら相談する。