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石破総理「日本の財政はギリシャ以下」発言で外国に悪いイメージが!

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石破総理「日本の財政はギリシャ以下」発言に外国の反応は?

 発言の背景

2025年5月19日、石破茂首相は参議院予算委員会で「日本の財政は間違いなく極めてよろしくない。ギリシャよりもよろしくない状況だ」と発言。この発言は瞬く間に国内外のメディアで取り上げられ、日本の財政状況に対する危機感と共に、政治的な波紋を広げました。

 

発言の主な背景:

・日本の政府債務はGDP比で約250%を超え、G7の中でも最悪水準。
・日銀の金融緩和終了と金利上昇により、国債の利払い負担が拡大。
・高齢化が進む中、年金・医療・介護などの社会保障費は年々増加。
・コロナ対策や防衛費増額による歳出圧力が継続。

石破首相は、こうした構造的課題を踏まえ、安易な減税やばら撒き型の景気対策が財政の信認を損なう可能性があると警鐘を鳴らしました。特に、消費税減税を求める世論に対し「ポピュリズム的」と牽制し、財政健全化と成長の両立を模索すべきだと主張しました。

 
 
 

🌍 海外の反応

石破首相の発言は、日本の経済と財政政策に注目していた海外のメディアや投資家に衝撃を与えました。

Bloomberg:

“日本はギリシャのような財政危機に突入する危険を孕んでいる” とし、市場の信認低下を懸念。 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-05-22/SWMNY3DWLU6800

同紙は、日本の金利上昇と円安進行が財政圧力を一層強めるリスクがあると分析。特に、外国人投資家の日本国債に対する姿勢に変化が見られることを警告しています。

 

Financial Times:

長期国債利回りが急上昇、日本経済の先行きに不透明感と警鐘。 https://www.ft.com/content/70834ad0-584c-4c0a-a249-7c7b885d369e

FTは、かつて日本が低金利を活かして膨らませてきた公的債務が、今や大きな重荷としてのしかかってきているとし、石破首相の発言が「現実的な危機認識の表れ」だと評価しました。

 

Japan Times:

石破茂首相は、国の財政状況がギリシャよりも悪いと述べ、減税の要求をはねつけた。

首相は、減税を日本国債で賄うという考えには同意しないと述べ、国の借入コストが上昇しているときに追加の政府支出に対する慎重さを示しています。

「金利のある社会と世界の危険性を認識することが重要だ」と石破氏は月曜日の議会で述べ、日本銀行(BOJ)が昨年マイナス金利政策を放棄して以来、金利を引き上げる動きが続いていることに間接的に言及した。「政府は金利についてコメントする立場にありませんが、現実には、私たちは金利のある世界に直面しています。わが国の財政状況は間違いなく極端に悪く、ギリシャよりもひどい」

石破市は、7月の参院選に向けて消費税を含む減税を求める野党の声に直面している。月曜日のコメントは、首相が支持率の低下にもかかわらず、利回りの上昇とそれに伴う債務関連の支払いの増加という現実に直面して、その圧力を押し返そうとしていることを示唆しています。

日銀は昨年から利上げを進めていますが、これは数十年ぶりにインフレが日本に戻り、名目賃金も上昇しているためです。金利が上昇すると、政府が債務を発行し、既存の債務の利息を返済するためのコストが高くなりますが、この現実が石破氏の対応につながった可能性があります。

国際通貨基金(IMF)によると、日本の一般政府債務の国内総生産(GDP)に占める割合は2025年時点で234.9%、ギリシャは142.2%となっています。アジアの国は、今会計年度の当初の年間予算の約4分の1を債務資金調達費用に費やす予定です。

それでも、日本が2009年にギリシャが経験したような財政危機を回避できたのは、主に国内投資家が国債の大部分を保有し、豊富な外国資産を保有する主要な債権国であり続けているからである。

国家の債務状況に対処し、経済を支えることに関して、石破氏は、税収が増加しているにもかかわらず、社会サービスのコストが増加していることを強調しました。これらの要素は包括的に検討されるべきだと彼は述べた。

「減税し、その結果生じる歳入不足を国債で補うという考えには同意できない」と彼は言った。

出典:石葉、ギリシャの債務比較で減税要求をはねつける –

同紙は、石破首相が「今の日本に必要なのは減税ではなく、持続可能な成長と財政再建の両立」と述べたことを紹介。日本国内でも賛否が分かれていると報じています。

 

海外投資家の見方:

・「日本はギリシャと異なり、自国通貨建てで国債を発行している」
・「日銀が事実上最後の買い手となっており、デフォルトリスクは低い」
・「ただし、インフレや為替変動リスクは無視できない」との声も
 

🗣️ 野党の反応

石破首相の「ギリシャ以下」発言に対して、各野党からもさまざまな反応が上がっています。与野党の間では、発言の意図や背景について論争が巻き起こり、予算委員会でも緊迫したやりとりが続いています。

立憲民主党(泉健太代表)

「首相自らがギリシャ以下と断言するなら、まずは財政を悪化させてきた政権の責任を明らかにすべきだ。消費税減税は国民生活を守る最低限の対策であり、否定すべきではない」と厳しく批判。さらに、財政出動の優先順位を見直すよう求めました。

 

日本共産党(志位和夫委員長)

「日本の財政をここまで悪化させたのは、歴代自民党政権の浪費的な政策だ。庶民への負担ばかり押し付ける今の路線は転換すべきだ」とし、富裕層や大企業への課税強化を改めて提案。社会保障費の削減ではなく、歳入構造の改革を訴えました。

 

日本維新の会(馬場伸幸代表)

「財政危機を訴えるのなら、まず政治家自らが身を切る改革を断行すべき。議員定数や報酬の見直し、無駄な支出削減を徹底する覚悟があるのか」と、政府の覚悟を問いました。併せて、地方分権型の歳出改革案も提起しました。

 

国民民主党(玉木雄一郎代表)

「財政が厳しいのは事実だが、成長戦略と歳出の見直しを並行して進めるべき。減税を頭ごなしに否定するのではなく、所得税や法人税の見直しを柔軟に検討する姿勢が必要だ」とコメント。持続可能な社会保障制度の構築も提言しました。

野党はおおむね、石破首相の財政認識に一定の理解を示しつつも、その主張の一部には異論を唱え、より国民目線に立った改革と説明責任を求めています。また、予算委員会での与野党質疑では、将来世代に対する責任や財源のあり方について深い議論が続いています。

 

📉 市場への影響

石破首相の発言直後、日本の金融市場は敏感に反応しました。特に長期国債市場では利回りが急上昇し、為替市場では円が売られる展開となりました。

 

主な市場変動:

・日本の10年国債利回りが0.85%から1.12%へ上昇(発言から48時間以内)
・為替市場では、米ドル/円が一時1ドル=155円台へ下落(円安)
・株式市場では、銀行株や保険株が買われ、内需関連株は売られる傾向に

こうした動きは、財政リスクの顕在化を懸念した投資家が、利回り上昇や通貨下落に備えたポートフォリオ調整を始めたことを示しています。

 

【文化放送 一部抜粋】
石破首相「日本財政はギリシャよりよくない」発言で国債の信頼が低下

経済政策的なセンス最悪ですよね……

石破首相は国会で、消費税の減税を求める野党側に対し、社会保障財源である消費税を減税して、借金にあたる国債で穴埋めするのは「好ましいことだと考えていない」と述べた。

「金利がある社会・世界の恐ろしさというものは、よく認識をする必要がある」と指摘し「日本の財政状況は間違いなく極めてよろしくない、ギリシャよりもよろしくないという状況だ」という見解を明らかにした。

(寺島アナ)「一時、財政危機に陥ったギリシャの例をあげることで、減税に慎重な立場から野党側をけん制する形となりましたが、田中さんこれは改めていかがでしょうか?」

(田中氏)「石破さんは早く辞めた方がいいんじゃないですか? 一国の総理が自分の国の国債、つまり国の信用のレベルを下げることを言っているんですよ。ひょっとしたら、発言を聞いた財務省自身も驚いているでしょう。財務省のパンフレットに石破さんの発言を裏付けるものがあるんですよ。それは日本の総債務残高つまり借金だけの総額を見ればギリシャより悪いんですよ。そこの記述だけを見れば石破さんの言っていることは正しいんですけど……」

(寺島アナ)「借金だけ、債務だけ見ればね?」

(田中氏)「ところが財務省自身もそれだけじゃ議論が収まらないことを知っているので、パンフレットの他の大部分は、我々のように資産の方を考えたり、純利払い費っていう資産から得る金利を抜いたもので考えるなど論争しているわけですよ。ワニの口が開くのは財務省が敗北してもう採用していないわけですよ」

(寺島アナ)「ええ。もう使ってないですよね」

(田中氏)「どちらかというと総債務残高っていうのは財務省的には昔の最後の陣地っていう感じで、これを無条件に言うと炎上必死と自らも思っているでしょう。それを石破さんが直観力で言ってしまった。財務省を背後から撃って自分も撃たれた。いずれにせよ経済政策的なセンス最悪ですよね。実際にこの発言のあと、日本国債の利回りが急上昇したんですよ」

(寺島アナ)「上がったんですか!?」

(田中氏)「つまり国債の利回りが上がるってことは、国債価格が低下しているってことですよ!」

(寺島アナ)「そうですよね!」

(田中氏)「国債の信頼がこの発言で揺らいだわけですよ。それはすごく悪いわけです。海外にも報道されて、それを受けて海外の投資家のX(旧Twitter)なんかを見ると“何が起こったんだ!?”と。“ギリシャより悪いって言ってるよ”と話題になるとみんな笑っているわけですよ。ギリシャと日本、ぜんぜん違いますから! ギリシャには中央銀行ないじゃないですか?ECB(欧州中央銀行)が全部一括ですから。あと財政の縛りも違うし、なんといっても対外債務の規模が全然違いますから!」

田中氏は日本とギリシャの違いを指摘。

(田中氏)「ギリシャはGDPの100%くらいが対外債務の規模なんですよ。つまり、海外からの借金で自分の国の財政を回しているイメージですよね。だから、海外の人たちが手を引かないように信用をつなぎとめないといけないけど、それができなかったからギリシャ危機が起こっちゃったんです。日本は、国債の保有者でいうと海外は全体の1割もいかないくらいです。さらにギリシャと同じように対外債務をひっくるめても、日本は40兆円くらいの潤沢な対外資産を持っているんですよ。例えば会田卓司さんの話で申し訳ないですが、日本のネットの負債残高、つまり資産を引いてそれを経済規模と比較すると95%で、アメリカの105%よりも下なんですよ。OECDのなかでもおそらく1番か2番目くらいに良い水準まで低下しているんです。日本は利払い費も非常に低いです。純利払い費を見てみると、日本のGDP比はたかだか0.7%くらいですよ。アメリカは4.5%、ユーロ圏は1.7%、ドイツが0.7%、フランスが2.3%、イギリスは2.1%ですよ。はっきり言って優等生ですよ! これ日本より上回るのはカナダくらいじゃないかな? しかも経常収支は大幅な黒字ですし、言ってみればお金持ちの国ですよ。お金が余っていて海外に貸しているわけです」

寺島アナ)「そうですよね。純資産があるんだからね」

(田中氏)「そういった国に対して“ギリシャと同じ”って言って、自分の国の国債の価値を低めてしまう発言をして……」

(寺島アナ)「値段も変わっちゃったくらいですからね」

(田中氏)「そういった点では、即刻辞任してもらった方が良いくらいの人なんですけど、居直っちゃっていますからね。たぶん自民党のなかで調査して、参院選は自公で50議席を取れば過半数を確保なんですよね。どうも50ギリギリかちょっと上くらいのところで、さらに維新が補完勢力ですからこれを足せば上回っちゃうわけですよ。そういった自信があるからこんなこと言ってる可能性もありますね」

(寺島アナ)「とんちんかんなことを発言したんですね」

出典:石破首相「日本財政はギリシャよりよくない」発言で国債の信頼が低下 | 文化放送

 

 

🧭 今後の課題と展望

石破政権は今後、以下のような中長期的な課題に直面すると見られています:

財政健全化計画の策定
財政の信認を回復するために、赤字削減のロードマップが必要不可欠。

社会保障制度の再設計

現行制度では持続不可能な水準まで支出が膨らんでおり、給付と負担の見直しは避けられない。

税制改革

増税や控除見直しを含む議論の本格化が求められています。

経済成長の確保

新たな成長産業への投資やデジタル化の促進により、税収増を図る必要性。

石破首相の発言は、日本がこれまで先送りしてきた「不都合な真実」に正面から向き合うきっかけとなりました。財政政策の透明性と実効性が、今後の政権の信頼を左右すると言えるでしょう。

 

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