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【逆走ペルー人】外免切替の制度に問題ある?国の責任が浮き彫りに!

高速道路を逆走する車 エンタメ

【逆走ペルー人】外免切替に問題ある?国の責任が浮き彫りに!

2025年5月18日、新名神高速道路でペルー国籍のロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者(34)が約10kmにわたって逆走し、6台が絡む重大事故を引き起こしました。この事故により4人が負傷し、エリアス容疑者は当て逃げの疑いで現行犯逮捕されました。

 

【産経新聞 一部抜粋】
<独自>新名神逆走で逮捕のペルー人男も「外免切替」 相次ぐ重大事故 警察庁見直し検討
三重県亀山市の新名神高速で乗用車が逆走し対向車に接触した事故で、逮捕されたペルー人の男が、母国の運転免許を日本の免許へ切り替えられる「外国免許切替(外免切替)」制度で免許を得ていたことが、捜査関係者の話で分かった。
道交法違反(事故不申告)容疑で逮捕されたのは、滋賀県長浜市小堀町、ペルー国籍の会社員、ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者(34)。

捜査関係者によると、その後の調べで、ペルーで免許を取得後に来日し、外免切替の制度を利用して日本の免許証を得ていたことが分かった。 逮捕容疑は18日午前11時ごろ、亀山市の新名神高速道路下り線を逆走して対向車2台と衝突する事故を起こしたのに、警察に報告することなく逃走したとしている。 この制度をめぐっては、埼玉県三郷市で小学生4人が負傷したひき逃げ事件で逮捕された中国人の男も外免切替だったことが判明。重大事故が相次ぐ中、警察庁は制度や運用の見直しを検討している。

出典:<独自>新名神逆走で逮捕のペルー人男も「外免切替」 相次ぐ重大事故 警察庁見直し検討(産経新聞) – Yahoo!ニュース

 

 

外免切替制度の背景と問題点

外国免許切替制度(通称:外免切替)とは、外国で正規に取得した運転免許証を、一定の条件下で日本の免許証に切り替えることを可能とする制度です。日本は観光客や就労者、留学生の受け入れが年々増加しており、こうした背景から国際的な運転資格の承認制度として外免切替が導入されています。

外免切替に必要とされる基本条件は以下のとおり
・有効な外国免許証を所持していること
・免許取得後にその国で少なくとも3か月以上滞在していた事実があること
・日本国内での住民登録をしていること
 

これらの要件に加え、知識確認試験(交通ルールに関する筆記試験)と、必要に応じて技能確認試験(実技)が行われます。しかし、問題はこれらの審査が十分とは言えないことにあります。
一部の都道府県では、申請時に「一時滞在証明書」があればホテルの住所でも登録可能となっており、事実上の短期滞在者でも免許を取得できる状態です

試験内容
知識確認試験は10問中7問正解で合格できる内容で、20か国語以上の多言語対応があるため、交通ルールの理解に対して甘い基準が設定されていると指摘されています。
技能確認試験の合格率は全国平均で約30%前後とされていますが、受験の義務が免除される国・地域もあり、「比較的容易に日本の運転免許を取得できる制度」として、制度の緩さが問題視されています

 

 

外国人ドライバーによる事故の増加

法務省と警察庁の統計によれば、2024年に発生した外国人ドライバーによる交通事故の件数は7,286件に上り、これは過去6年間で最も多い記録です。事故の原因には、標識の読み違え、交通ルールの誤認識、ナビゲーションアプリの操作ミスなどがあり、文化・言語の違いが重大事故を引き起こす引き金となっていることが多いとされています。

今回の新名神の逆走事故のように、運転者が道路構造や交通ルールに対する認識を持たないまま走行すれば、無関係な一般市民の命が危険にさらされることになります。これにより、外免制度の本質的な見直しを求める声が、一般市民からも上がっています。

 

制度改正への動き

政府内では以下のような制度改正案が議論されています
・一時滞在者への免許交付の制限強化(滞在実績の証明厳格化)
・知識確認試験の問題数増加および難易度引き上げ
・技能試験の実技項目追加、特に高速道路での模擬走行確認
・外国人向け交通安全講習の義務化、修了証明の提出要件化

さらに、国家公安委員長も制度見直しの必要性について公の場で発言しており、警察庁も独自の調査と改善策の策定を進めています。

 

国の責任と今後の課題

この問題は単に一人の外国人運転者による過失という範囲にとどまりません。なぜそのような運転者が、日本で合法的に免許を取得し、車を運転できたのか。その背後には、日本の行政制度の甘さと、国際化を急ぐあまりに生じた手続き上の盲点があるといえます。

また、自治体ごとに手続きの運用が異なっている点や、交通安全講習が任意である地域が存在することも課題です。多言語対応の資料を用意しても、それが適切に理解され、実践されているかを確認する仕組みが欠けているとも言えるでしょう。

 

国の責任とは
この問題は個人の過失にとどまらず、日本の免許制度の甘さや国際化の盲点が背景にあります。手続きの地域差や交通講習の任意性、多言語資料の理解確認が不十分な点も課題です。

 

結論

新名神で発生した今回の逆走事故は、単なる交通トラブルではなく、日本の制度設計の緩さとそのリスクを浮き彫りにする出来事でした。外国人観光客や労働者が増える現代社会において、利便性と安全性のバランスをどう取るのかが、今後の重要な課題となるでしょう。

今後は、制度そのものの再構築とともに、交通安全教育の徹底、そして運用基準の厳格化が求められます。運転者個人の責任を追及するだけではなく、それを許してしまう構造的な問題にメスを入れる必要があります。これ以上の犠牲者を出さないためにも、早急な対応が不可欠です。

 

 

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