山尾志桜里は何をした?
ポイント先読み
1.ガソリン代“地球5周”の政治資金スキャンダル
2.著名弁護士とのダブル不倫報道と議員パス密会
3.政治資金収支報告書の“駆け込み訂正”と寄附付け替え
4.現在は弁護士として活動し、2025年参院選で国民民主党から出馬表明
5.いまだ説明されない疑惑と有権者が問う“説明責任”
1. ガソリン代230万円——“地球5周分”の謎
2016年の政治資金収支報告書で、山尾氏の支部が1年間で約230万円ものガソリン代を計上していたことが判明しました。ハイオク160円/L×燃費15kmで単純計算すると約21万km、地球5周分に相当します。野党議員としてクリーンさを掲げていた当時、世論は「説明不足」として大炎上しました。(dailyshincho.jp)
・架空計上の可能性と政治資金規正法違反リスク
・当時の秘書による“記載ミス”釈明
・その後、収支報告書を訂正するも詳細は公表せず

これは、ハイオク160円/L、燃費15km/Lで単純計算すると、約21万km走行したことになり、地球5周分に相当する距離です。この異常な支出に対し、世論からは「説明不足」として大炎上し、大きな批判を浴びました。
「地球5周分のガソリン代を計上…」 “汚物まみれ”と評された山尾志桜里氏が「ガソリーヌ」になるまでの疑惑の履歴書
ガソリン代だけで年間230万円?
次に、「民主党愛知県第7区総支部」が収支報告書に記載しているガソリン代のミステリーに触れよう。小選挙区で対峙する自民党の鈴木淳司代議士とざっくりと比較すると、
【山尾】
2012年 230万円
2013年 82万円
2014年 86万円【鈴木】
2012年 35万円
2013年 26万円
2014年 26万円ガソリンが230万円分とはかなりの量である。2012年時のハイオクガソリン価格を160円/リットル、燃費を15キロ/リットルとして計算すると、約21万キロで、これは地球5周分に相当する。
出典:「地球5周分のガソリン代を計上…」 “汚物まみれ”と評された山尾志桜里氏が「ガソリーヌ」になるまでの疑惑の履歴書(2ページ目) | デイリー新潮

国民民主党:https://new-kokumin.jp/election/kanno-shiori?utm_source=chatgpt.com
2. ダブル不倫報道と“議員パス密会”
2017年、週刊文春は既婚弁護士とのダブル不倫疑惑をスクープ。山尾氏は記者会見で男女関係を否定しましたが、翌年には当該弁護士を自身の政策顧問に起用し、批判が再燃しました。さらに2021年頃、国会議員専用パスを使って当該弁護士と都内ホテルに出入りしたと報じられ、説明を拒否した姿勢が「密会パス問題」としてくすぶり続けています。(bunshun.jp, )
“秘密”と指摘されるポイント
当時の会計処理とガソリン代疑惑との関連性
夫との離婚後も続く沈黙——“なぜ語らないのか”
山尾志桜里、何をした? 週刊文春が報じた「弁護士とのW不倫」「弁護士元妻の慟哭手記」《国民民主党から出馬へ》
史上初の女性幹事長が幻に消えたのは、「週刊文春」取材班が彼女に直撃した2日後のことだった。党再生をかけた代表選の最中、前原誠司陣営の女闘士が連日のように密会していたイケメン弁護士は一体、何者なのか。民進党の存続を大きく揺るがす驚愕スキャンダルが発覚した。
出典:山尾志桜里、何をした? 週刊文春が報じた「弁護士とのW不倫」「弁護士元妻の慟哭手記」《国民民主党から出馬へ》 | 文春オンライン
3. 政治資金報告書“駆け込み訂正”
ガソリン代問題のさなか、476万円の差額を自身からの寄附として付け替えていた事実も明らかに。専門家からは「虚偽記載の疑いが濃厚」と指摘されましたが、山尾氏は「全て訂正済み」とだけ回答し、詳細な経緯は非開示のままです。(dailyshincho.jp)

政治資金収支報告書の「駆け込み訂正」疑惑
山尾志桜里氏のガソリン代問題が浮上するさなか、彼女の政治資金収支報告書に476万円もの差額が発生し、これを自身からの寄附として付け替えていた事実が明らかになりました。

この「駆け込み訂正」に対し、専門家からは**「虚偽記載の疑いが濃厚」**との指摘が上がりました。しかし、山尾氏は「全て訂正済み」と述べるに留まり、詳細な経緯や理由については一切説明をしていません。
4. 現在の活動——弁護士登録と参院選出馬へ
衆院議員引退後は弁護士として再始動し、医療・家族法務の案件を中心に社会活動に携わってきました。2025年5月14日、国民民主党が比例代表候補として擁立を発表。6月10日には国会内で正式に出馬会見を行い、「再起のチャンスをいただくべく全力を尽くす」と表明しています。(nikkansports.com, new-kokumin.jp)
📌 注目点
2017年に離党して以降、与野党双方の支持層に“賛否両論”
弁護士資格を持つ候補として政策論争に強み
一方で過去の疑惑に対する説明責任が再び焦点に
山尾志桜里氏が記者会見 参院選出馬発表から約1カ月、公の場でようやく取材に応じる
今夏の参院選比例代表に国民民主党から立候補を予定している山尾志桜里元衆院議員(50)は10日、国会内で参院選の出馬会見を開いた。
国民民主は5月14日、山尾氏のほか、他政党出身の元国会議員3人の計4人の参院選比例代表への擁立を発表したが、正式な形の出馬会見はどの候補も開いていない。ただ、足立康史元衆院議員(59)、薬師寺道代元参院議員(61)はそれぞれの地元で取材対応し、須藤元気元参院議員(47)は先月28日に東京都内で報道陣の取材に応じた。
一方、山尾氏は、一部メディアのインタビューには応じているが、公の場での取材対応は行っておらず、公認を判断した玉木雄一郎代表や榛葉賀津也幹事長ら執行部の定例会見で、記者から苦言が相次ぐ事態になっていた。
山尾氏をめぐっては衆院議員時代に不倫疑惑報道などのスキャンダルが出た。また、公認内定後、皇位継承のあり方をめぐって党の姿勢とは異なる「女系天皇」に言及した主張をX(旧ツイッター)に投稿し、玉木氏に注意を受けていた。
5. いまだ残る“説明責任”と有権者の視点
山尾氏はこれまで“秘匿”あるいは“説明を避けている”と批判される論点がいくつもあります。特に①ガソリン代の計上根拠②議員パスの私的利用③ダブル不倫報道の真相については、再出馬を機に改めて記者団から質問が集中する見通しです。
山尾志桜里氏、再出馬で再燃する3つの説明責任
山尾志桜里氏が再出馬するにあたり、これまで秘匿”あるいは“説明を避けていると批判されてきた主要な論点について、記者団からの質問が集中する見込みです。特に以下の3点への説明が求められるでしょう。
- ガソリン代の計上根拠:
2016年に判明した、年間約230万円という異常なガソリン代計上の詳細な根拠。 - 議員パスの私的利用:
「ダブル不倫」報道と関連して指摘された、議員パスの私的利用疑惑。 - ダブル不倫報道の真相:
週刊誌で報じられた既婚男性との関係について、改めてその真相と経緯。
現在の政治活動と評価
山尾氏は一度政界を引退する意向を示しましたが、その後、国民民主党から次期衆院選(2025年7月の参議院議員選挙として報じられている情報もあります)の比例代表候補として再び擁立されることが発表されました。この政治活動の再開にあたり、過去の経緯が再び取り上げられることも少なくありません。
彼女は、自身のYouTubeチャンネルを通じて情報発信を行ったり、憲法改正やスパイ防止法制定などについて自身の見解を表明したりしています。しかし、インターネット上では、一度イメージを損なうと回復が難しい現代社会において、過去のスキャンダルが依然として議論の対象となる傾向が見られます。
山尾志桜里さんのプロフィール
- 生年月日: 1974年7月24日
- 出身地: 宮城県仙台市
- 学歴:
- 東京大学法学部卒業
- ハーバード大学ケネディ・スクール修了(行政学修士)
- 職歴:
- 検察官(東京地方検察庁検事などを歴任)
- 衆議院議員(愛知7区選出、当選4回)
- 主な役職・経歴:
- 民主党青年局長
- 民進党政務調査会長
- 立憲民主党衆議院議員
- 国民民主党所属(結党に参加)
- 無所属
- 専門分野: 憲法、政治改革、子育て支援など
- 家族: 既婚、1男の母
- その他:
- 検察官時代は、東京地方検察庁で特捜部に所属し、汚職事件などを担当。
- 2016年には「保育園落ちた日本死ね」ブログを取り上げ、国会で待機児童問題の解決を政府に迫り、注目を集めた。
- 2021年の衆議院選挙には出馬せず、政界を引退。
- 現在は、弁護士として活動している。
まとめ
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山尾志桜里氏をめぐる“秘密”の核心は、ガソリン代疑惑・ダブル不倫報道・議員パス密会問題の3点に集約される。
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本人は「全て法的に問題ない」と強調する一方、詳細説明は回避してきた。
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2025年参院選への再チャレンジを前に、透明性と説明責任をどこまで果たすかが最大の焦点となる。
筆者の視点
政治家のスキャンダルは“炎上”という形で一瞬に火がつきますが、火種がくすぶり続けるかどうかは説明責任次第。山尾氏が本当に“再起”を目指すなら、まずは過去の疑惑に正面から向き合い、数字と事実ベースで語る場を設けるのが最短ルートでしょう。


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