【国民民主党】都議会議員選挙の立候補者を全て公開！予想の当選数は？

2025年6月22日に実施される東京都議会議員選挙（告示：6月13日）。今回、注目されているのが「国民民主党（こくみんみんしゅとう）」の挑戦です。現在、都議会には議席を持たない同党ですが、若年層からの支持を追い風に、都政進出を狙っています。

全国的には中道改革路線を掲げる国民民主党ですが、今回の都議選では都市部の暮らしや働く世代への政策強化を前面に押し出しており、その戦略が注目を集めています。本記事では、国民民主党が擁立する立候補者、選挙区、情勢予想、そして今後の展望を網羅的に解説します。

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■ 国民民主党の立候補者一覧（2025年6月時点）

選挙区	候補者名	年齢	職歴・特徴	備考
板橋区	高沢一基	50歳	元会社員	公認・新人
葛飾区	鴇崎直行	34歳	元都職員・大学非常勤講師	公認・新人
品川区	石田慎吾	45歳	IT企業経営	公認・新人
江戸川区	天沼浩	62歳	行政書士	公認・新人
武蔵野市	松井隆雄	50歳	NPO代表	公認・新人
島部	伊藤奨	34歳	小笠原村議会議員経験	公認・新人
江東区	高橋たくみ	26歳	学生起業家・政策アドバイザー	公認・新人
杉並区	国崎たかし	42歳	会社経営	公認・新人
町田市	広田ゆう大	30歳	元地方議員	公認・新人
大田区	福井悠太	38歳	弁護士	公認・新人
八王子市	須山卓知	44歳	元八王子市議会議員	推薦・現職
足立区	久住勇樹	41歳	中小企業経営	推薦・新人

計12名（公認10名、推薦2名）が立候補を予定・表明しており、候補者の顔ぶれは地域に密着した活動家や新進気鋭の若手など多彩です。都市部の多様なニーズに応えるべく、専門性と親しみやすさを兼ね備えた候補者を揃えているのが特徴といえるでしょう。

＜＜＜江東区、高橋たくみ＞＞＞

■ 支持率と情勢分析（2025年6月中旬時点）

最新のJX通信社の情勢調査（6月6日～8日実施）では、国民民主党は若年層を中心に安定した支持を集めており、年代別の支持率は以下の通り：

20代：13％
30代：13％
40代以上：8％

これは、従来の主要政党に対する閉塞感や、現実的な改革を求める層のニーズが背景にあるとみられています。特に「非イデオロギー的」「生活密着型」といった国民民主党のスタンスが共感を呼び、SNSやYouTubeでの発信力を高める若手候補が若者層に支持されています。

実際、SNSでのリーチ数や視聴回数は他の野党候補と比べて高く、候補者個人の動画に数万回以上の再生がつく例もあります。政治系YouTuberや選挙解説者も「2025年の都議選は国民民主党の台頭に注目」と評価しており、練馬区や足立区、江戸川区など、激戦が予想される区での勝敗が今後の躍進に大きく影響するとされています。

■ 国民民主党の選挙戦略と注目ポイント

【候補者層の多様性と人材の質】
- 若手（20代）から中堅（50代）まで幅広い世代を擁立し、地域に根ざした信頼を築く候補者や、専門知識を活かした政策提言ができる候補者を揃えている。
- 元地方議員、NPO代表、弁護士、大学講師、起業家など、多彩なバックグラウンドが都民の多様なニーズに応える武器に。
【SNS・動画を最大限に活用する新世代型の選挙戦】
- TikTok、Instagram、YouTubeライブなど、若年層が情報を得やすい媒体での情報発信を強化。
- 候補者による動画対話や、代表・幹事長との合同配信を行い、双方向コミュニケーションを重視した選挙活動を展開。
【実利的な政策メッセージ】
- 生活支援や子育て政策、教育ICTの推進、首都直下地震に備えた防災対策など、身近な政策提案を多く盛り込んでいる。
- 他党との差別化を図り、「理想より現実」「パフォーマンスより実効性」をスローガンに都民への説得力を高めている。
【草の根運動の重視】
- ポスター掲示や街宣車によるアピールではなく、地道な駅頭活動や地域対話を通じた共感づくりに注力。
- 特に「候補者本人が話す」「自分の言葉で政策を語る」姿勢が有権者から高く評価されている。

国民民主党は、20〜50代の多様な世代・経歴の候補者を擁立し、現実的な政策と地域密着型の対話を重視した草の根選挙を展開。
SNSや動画を活用して若年層への訴求も強化しており、「実効性ある改革」で他党との差別化を図っています。

■ 当選見込み：現実的な「2〜3議席」＋αも

国民民主党は、現職議員がいないという不利な立場からスタートしていますが、戦略的に候補を擁立しており、複数人区での当選が有力視されています。特に注目されるのが、練馬区（定数6）、江戸川区（定数5）、足立区（定数6）、そして大田区（定数7）などの都市部。

情勢分析では、これらの選挙区で「最下位争い」に食い込めるかが当落ラインのポイントとされており、支持拡大次第では最大4議席獲得の可能性もあります。

また、武蔵野市や島部など、地域性の強いエリアでは地元出身候補がどこまで基盤を築けるかも注目されており、候補者の地道な活動が功を奏する可能性も。

2021年の都議選で議席ゼロだった国民民主党が、今回どこまで巻き返せるか──その結果は、今後の国政や地方選にも影響を与える試金石となるでしょう。

当選見込み：現実的な2〜3議席、最大で4議席も視野に

国民民主党は複数人区の練馬・足立・江戸川・大田区で当選の可能性があり、地元候補がいる武蔵野市や島部も注目です。支持拡大次第で4議席獲得も見込まれ、2021年の議席ゼロからの巻き返しが注目されています。

■ まとめ

現在確認されている立候補者は12名（公認10名・推薦2名）で、多様な経歴と専門性を持つ人材が揃う。
年代別では20〜30代から13％の高い支持率を獲得し、SNSや動画による発信で若年層に浸透。
「現実的改革」「生活者目線」を掲げた政策と対話型の選挙スタイルで支持を拡大中。
想定される当選数は「2〜3議席」が現実的であり、うまくいけば4議席も狙える情勢。
都議会に新たな風を吹き込む存在として、国民民主党の今後の動きから目が離せない。

2025年都議会議員選挙は、既存政党に対するカウンターとして国民民主党がどこまで食い込めるかが一つの見どころとなっています。特に現役世代や子育て世代の「声なき声」を拾い上げられるかどうか。同党の今後の躍進に、引き続き注目が集まります。