【大阪万博】「ぬいぐるみベンチ」は誰が作成したの？訴えられるのでは！

【大阪万博】ぬいぐるみベンチは誰が作成したの？訴えられるのでは！

2025年に開催された大阪・関西万博で登場した「ぬいぐるみベンチ」が、来場者やSNS利用者を中心に大きな波紋を呼び、最終的に展示の撤去に至るという事態となりました。見た目は一見可愛らしくもありますが、よく見るとぬいぐるみたちは透明な素材に押し込められており、その姿に「可哀想」「不気味」「これはアートなのか虐待なのか」といった強い反発が巻き起こりました。「誰がこのような展示を作ったのか」「キャラクターの無断使用では？」という声もSNSで噴出し、ネット上で大炎上する結果となったのです。

2025年の大阪・関西万博で展示された「ぬいぐるみベンチ」が、「可哀想」「不気味」とSNSで炎上し、最終的に撤去されました。
ぬいぐるみが透明な素材に押し込められた姿に批判が殺到し、「誰が制作したのか」「キャラクターの無断使用では？」といった疑問の声も相次ぎ、大きな波紋を呼びました。

https://togetter.com/li/2541754

🧸 問題のベンチはどんなもの？

この展示物は、廃棄予定のぬいぐるみを再活用するというサステナブルな発想から生まれたアップサイクル家具です。使われなくなったぬいぐるみを圧縮し、透明なビニールの中に詰めてベンチの座面や背もたれにした構造となっており、そのまま人が座れる形になっています。この独特のデザインは、大阪万博の体験型展示スペース「遊んでい館？」で披露されました。

制作を手掛けたのは、
全国でアミューズメント施設を展開する株式会社ワイドレジャーです。

彼らは「役目を終えたぬいぐるみに新たな命を吹き込む」ことを目的とし、環境意識の高まりに応じた展示として考案。しかし、実際にはぬいぐるみたちが押し込められたような姿で展示されたことが、観覧者の感情を大きく逆撫でしてしまいました。

一部では「再利用の発想は評価するが、表現方法に配慮が足りない」「ぬいぐるみを大切に思っている人ほど、辛く感じる展示だ」といった声もあり、環境問題への取り組みとしては斬新だったものの、文化的感情への理解が欠けていたとも言えます。

大阪・関西万博で批判殺到の「ぬいぐるみベンチ」撤去出展企業「配慮が行き届かなかった点を深く反省」

　大阪・関西万博に出展している「株式会社ワイドレジャー」が24日、公式HPを更新し、一部展示物を撤去したことを報告した。

　アミューズメント施設を中心に全国にレジャーサービスを展開するワイドレジャーは、大阪・関西万博に体験型ブース「遊んでい館？」を出展。その中で「アップサイクル家具」として展示していた、使われなくなったぬいぐるみで作ったベンチがSNSを中心に話題を呼んでいた。

　透明のビニールに圧縮して固めたぬいぐるみをベンチにしたもので、同社は出展当初「遊ばれなくなったぬいぐるみたちに、次の役割を与えたいという想いからつくられたアップサイクル家具です」と説明。SNSでは「ぬいぐるみベンチ」がトレンド入りし、「可哀想」「受け入れられない」「悪趣味」といった声が相次いでいた。

出典：大阪・関西万博で批判殺到の「ぬいぐるみベンチ」撤去出展企業「配慮が行き届かなかった点を深く反省」（2025年4月24日）｜BIGLOBEニュース

🎮 ポケモンのぬいぐるみ使用で著作権問題も？

さらに火に油を注いだのが、展示ベンチの中に人気ゲームキャラクター「ポケモン」のぬいぐるみが含まれていた点です。中でも「デデンネ」や「ハクリュー」といった具体的なキャラクターが確認されたことから、ファンの間では「これは任天堂が認めているのか？」という疑念の声が広まりました。

いぐるみベンチには「デデンネ」や「ハクリュー」などのポケモンが含まれており、「任天堂公認か？」との疑念が拡大。
これに対し任天堂は「許諾していない」と明言し、無断使用による著作権侵害の懸念が浮上。日本のファン文化では、こうした無許可利用は特に敏感な問題となっています。

🛑 撤去と企業の対応

炎上が広がったことを受け、株式会社ワイドレジャーは展示の撤去を公式に発表しました。同社のコメントでは、「ぬいぐるみに対する想い、そして文化的な背景を踏まえた率直なご意見を多く拝見し、私たちも深く考えさせられました」としたうえで、「配慮が足りなかった点について真摯に受け止め、今後に生かしてまいります」と謝罪しています。

万博のような大規模国際イベントでは、訪れる人々の価値観が多様であるだけに、意図せぬ感情的反発を招くことも少なくありません。企業としても展示表現の在り方や、文化・感情への配慮がこれまで以上に求められる時代になったと言えるでしょう。

外部リンク：スポニチアネックス → https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/04/24/kiji/20250424s00041000146000c.html?utm_source=chatgpt.com

⚖️ 法的措置の可能性は？

現時点では、任天堂が法的手段に訴えるという報道は確認されていません。しかしながら、もし展示に使用されたキャラクターぬいぐるみが無断で利用されていた場合、著作権侵害の対象となる可能性は十分にあります。今後、企業や団体がキャラクターや知的財産を使用する際には、より厳密な確認と許可手続きが求められるでしょう。

特に今回のように、公共性の高いイベントでの展示物が問題視されたケースでは、今後の業界全体にも波紋を広げる可能性があります。社会全体として、創作物へのリスペクトと、企業側のコンプライアンス意識の向上が強く望まれます。

現時点で任天堂が法的措置を取る報道はありませんが、無断使用であれば著作権侵害の可能性があります。
公共性の高いイベントでの問題展示は業界全体に影響を及ぼす恐れがあり、今後はキャラクター使用の許諾確認と企業のコンプライアンス強化が一層求められます。