「ラーケーション」熊本の学校はいつから実施できるのか？最新情報を公開！

近年、教育現場で注目を集めている「ラーケーション」制度。これは、「ラーニング（学び）」と「バケーション（休暇）」を組み合わせた造語で、子どもが平日に学校を休んで保護者とともに校外で体験的な学習活動を行うことを目的としています。この取り組みは、子どもたちの主体的な学びを促進し、家族との絆を深めることを目指しており、全国的にも徐々に広がりを見せています。

熊本県での「ラーケーション」導入状況

熊本県では、2024年度（令和6年度）から「くまなびの日」として「ラーケーション」に相当する制度が試行されています。制度の目的は、子どもたちが教室を離れ、家庭や地域社会でさまざまな体験を通じて学びを深めることにあります。

対象：県立中学校、高校、特別支援学校
取得可能日数：年に最大3日まで
取得方法：保護者による事前届出が必須
扱い：「出席停止＆忌引等」と同様の取り扱いで、欠席にはならない

▶ 詳細はこちら：熊本県教育委員会「くまなびの日」制度について（PDF）

なお、「くまなびの日」は、2024年4月9日から試行が開始され、2025年4月1日から本格実施されています。この制度は、子どもが平日に学校を休んで保護者とともに校外で体験的な学習活動を行うことを目的としており、取得には事前の届け出が必要です。取得日は「出席停止・忌引等」と同様に扱われ、出席停止扱いとなるため、欠席日数にカウントされることはありません。また、取得した日は学習の保障として、家庭での自習やレポート提出などが求められ、学習内容の補完が図られます。

熊本県教育委員会では、「くまなびの日」を令和6年(2024年)4月9日から試行、令和7年(2025年)4月1日から本格実施しています。
　対象となる学校は、熊本県内の県立学校（県立中学校・高等学校・特別支援学校）です。一部の市町村立学校でも制度が導入されています。

「くまなびの日」とは

一部抜粋

　「くまなびの日」は、子どもが、学校がある平日に、保護者等とともに体験的な学習活動を行う場合、欠席ではなく、「出席停止・忌引等」とする制度です。
　熊本県教育委員会では、「くまなびの日」を令和6年(2024年)4月9日から試行、令和7年(2025年)4月1日から本格実施しています。
　対象となる学校は、熊本県内の県立学校（県立中学校・高等学校・特別支援学校）です。一部の市町村立学校でも制度が導入されています。
　なお、「くまなびの日」の取得を希望される場合、各学校への事前届出が必要ですので、手続きの詳細については、各学校へお問い合わせください。

▶ 公式情報：熊本県教育委員会公式ページ

「くまなびの日」の具体的な内容

「くまなびの日」では、子どもたちと保護者が自由に学習計画を立てることができます。具体的な活動例としては、次のようなものが挙げられます。

・博物館や美術館の見学による文化的体験
・山や川での自然体験活動、エコツアー参加
・ボランティア活動への参加を通じた社会貢献体験
・伝統工芸や地域産業に関する体験型学習
・遠方への家族旅行とセットにしたフィールドワーク

これらの活動を通して、教室では得がたい実践的な知識や社会性を身につけることが期待されています。もちろん、取得後は学校に対して活動報告書を提出し、家庭学習も適切に行うことが求められています。

▶ 詳しくはこちら：熊本市「こどもの平日の休みに関する新しい制度について（PDF）」

全国での導入状況

熊本県以外でも、「ラーケーション」制度は全国各地で広がりを見せています。各自治体が地域の特色に合わせた名前や内容で導入しています。

・愛知県：
「ラーケーションの日」として2023年度から全域導入、家族旅行や地域学習を推進

・大分県別府市：
「たびスタ」という名称で独自制度を運営

・栃木県日光市：
「ちょこっとスタバケ」として短期体験型学習休暇を展開

・沖縄県座間味村：
「ざまやすみ」として観光資源を生かした学習体験を推奨

これらの取り組みは、地域資源を活用しながら子どもたちに新たな学びの場を提供するものであり、今後さらに多くの自治体で拡大する見込みです。

まとめ

熊本県では2024年度から「くまなびの日」として、「ラーケーション」制度の試行が始まり、2025年度から本格導入が進められています。子どもたちが主体的に学び、家族との大切な時間を共有することを目指したこの新制度は、教育現場に新しい風をもたらすことでしょう。これから制度を活用するご家庭は、ぜひ積極的に体験型学習の機会を計画し、子どもの成長につなげていきましょう。

参考資料：