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食料品の消費税1%は正式に決定?なぜ実施がこんなに遅いのか徹底解説

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食料品の消費税1%はいつから?なぜ実施がこんなに遅いのか徹底解説

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2026年6月17日時点

物価高が続くなか、「食料品の消費税が1%になる」というニュースを見て、いつから安くなるのか気になっている人も多いでしょう。

結論からお伝えすると、2026年7月18日現在、食料品の消費税1%はまだ正式に決定・成立していません。

政府・与党側では、現在8%となっている飲食料品の消費税率を、2027年4月1日から2年間、1%に引き下げる案が検討されています。首相官邸も2026年6月17日の説明で、2027年4月1日から2年間、飲食料品の消費税率を1%にする案を示しています。

ただし、これは現時点ではあくまで検討案です。税制改正関連法案が国会で成立しなければ、実際に1%へ引き下げられることはありません。

 

食料品の消費税1%はいつから?

現在、政府内で有力とされているスケジュールは、次のとおりです。

実施予定:2027年4月1日から
実施期間:2年間
対象税率:現在の8%から1%へ引き下げ

当初、政府・与党は、酒類や外食を除く飲食料品の消費税を、2年間に限って0%にする案を掲げていました。2026年2月の施政方針演説でも、食料品の消費税を2年間ゼロ税率にするための検討を加速すると説明していました。

その後、0%ではなく1%とする案が浮上しました。2026年5月末には、2027年4月から2年間、食料品の税率を1%にする案が政府内で検討されていると報じられています。

しかし、与野党の意見がまとまっておらず、2026年6月中を目標としていた中間取りまとめも見送られました。自民党が示した「実質ゼロ%案」に対して、野党だけでなく自民党内からも反対や慎重な意見が出ています。

そのため、2027年4月から本当に始まるかどうかも、まだ確定していません。

 

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なぜ0%ではなく1%なの?

政府側が検討しているのは、税率を1%にしたうえで、1%分の税収を財源として残し、中・低所得者向けの給付に回す仕組みです。

報道されている案では、食料品の税率を1%に引き下げ、その1%分に相当する約6,000億円を原資として、所得に応じた給付を行うとされています。

つまり、政府側は次のように説明しています。

・食料品は8%から1%に引き下げる
・1%分の税収は残す
・残した財源を中・低所得者への給付に使う
・減税と給付を組み合わせて「実質ゼロ」に近づける

しかし、「最初から0%にすればよいのではないか」「給付には新たな事務費がかかるのではないか」という批判もあります。

また、1%という税率は日本ではほとんど使われていないため、レジや会計システムの対応が本当に簡単になるのか、疑問視する声もあります。

 

なぜ実施が2027年4月まで遅いの?

政府が説明している主な理由は、事業者側の準備期間です。

消費税率を変更する場合、全国のスーパー、コンビニ、飲食店、通販サイト、卸売業者などが対応しなければなりません。

具体的には、次のような作業が必要になります。

 

レジや会計システムの変更

店舗では、商品の税率を8%から1%に変更する必要があります。

単純にレジの数字を変更するだけではありません。商品ごとの税区分、レシート表示、売上管理、会計ソフト、請求書、通販サイトなども修正する必要があります。

特に古いレジを使用している小規模店舗では、機器の交換や業者への依頼が必要になる場合があります。

 

インボイス制度への対応

現在の日本では、消費税率10%と軽減税率8%が併存しています。

ここに1%が加わると、請求書や帳簿上でも新しい税率を区別しなければなりません。企業間取引や仕入税額控除の計算にも影響するため、経理システムの改修が必要です。

 

対象商品の線引き

現在の軽減税率は、酒類や外食を除く飲食料品が対象です。

1%への引き下げでも同じ対象範囲を使うのか、テイクアウトや店内飲食をどう扱うのかなど、制度の詳細を決める必要があります。

現行制度では、持ち帰りは軽減税率8%ですが、店内飲食は外食として10%です。食料品だけを1%にすると、持ち帰りと店内飲食の税率差がさらに大きくなり、飲食店への影響も懸念されています。

 

法律を成立させる必要がある

消費税率は、政府の判断だけですぐに変更できるものではありません。

税制改正案を作り、国会へ提出し、衆議院と参議院で審議して成立させる必要があります。さらに、成立後には政省令や具体的な運用ルールを整備し、事業者へ周知しなければなりません。

これらを理由に、政府側は一定の準備期間が必要だと説明しています。

 

本当にレジ改修だけが遅れる理由なのか?

レジ改修は確かに必要ですが、それだけが理由ではありません。

より大きな問題は、財源と政党間の意見対立です。

食料品の消費税を0%にすると、年間で数兆円規模の税収が減るとされています。各政党で、減った税収をどのように補うのか意見が一致していません。

また、次のような点でも意見が分かれています。

・0%にするのか1%にするのか
・2年間だけなのか恒久的にするのか
・食料品だけを対象にするのか
・所得に応じた給付も行うのか
・社会保障財源をどう確保するのか
・国債を発行するのか、既存予算を削るのか

政府は「特例公債に頼らない」としていますが、具体的で安定した財源は、まだ完全には固まっていません。

つまり、実施が遅れている本当の理由は、レジ改修だけではなく、財源、制度設計、与野党の合意形成が進んでいないためです。

 

家計はいくら安くなる?

税抜き1,000円の対象食料品を購入した場合で比較します。

現在の消費税8%では、支払額は1,080円です。

税率が1%になれば、支払額は1,010円となり、差額は70円です。

月に税抜き5万円分の対象食料品を購入する家庭では、単純計算で次のようになります。

現在の消費税:4,000円
1%になった場合:500円
1か月の差額:3,500円
1年間の差額:42,000円

ただし、実際に商品価格が税率の引き下げ分だけ安くなるかは、店舗や商品の価格設定によります。

原材料費、物流費、人件費などが上昇した場合、税率が下がっても本体価格が上がり、減税効果を十分に実感できない可能性があります。

 

2026年中には安くならないの?

現時点で検討されている案どおりであれば、2026年中に食料品の消費税が1%になる予定はありません。

早くても2027年4月1日です。

さらに、2027年4月開始は法律で確定した日程ではありません。今後の国会審議や政党間協議によって、開始時期や税率、実施期間そのものが変更される可能性があります。

「2027年4月から必ず1%になる」と断定している情報には注意が必要です。

 

まとめ

2026年7月18日現在、食料品の消費税1%はまだ正式決定ではありません。

政府・与党側では、2027年4月1日から2年間、現在8%の食料品消費税を1%に引き下げる案が検討されています。

実施が遅れている理由として、レジや会計システムの改修が挙げられています。しかし、実際にはそれだけではなく、財源の確保、給付制度との組み合わせ、対象商品の線引き、与野党間の対立などが大きく影響しています。

物価高に苦しむ家庭にとっては、「来年まで待てない」というのが正直な気持ちでしょう。

重要なのは、食料品の消費税1%がすでに決まった政策ではなく、現在も政治的な協議が続いている検討案だという点です。

今後、税制改正法案が国会へ提出され、正式に成立するまでは、開始日が確定したとはいえません。

 

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