【秘話公開】コシノ三姉妹の知られざる5つのエピソード

コシノヒロコ、コシノジュンコ、コシノミチコ——。日本のファッション界を代表する「コシノ三姉妹」は、世界で活躍する伝説的な存在です。しかし、華やかな表舞台の裏側には、あまり知られていない葛藤や感動のエピソードがたくさんあります。

今回は、そんな三姉妹の“知られざる秘話”を5つ厳選してお届けします。読めば、きっと彼女たちの生き方に心が揺さぶられるはずです。

1. 姉妹仲は決して“円満”だけではなかった

3人とも個性が非常に強く、若い頃はたびたび衝突していたそうです。特にヒロコとジュンコは日本で長く活動していたことから、メディアではライバル関係として注目されました。
しかし、その関係性の根底には深いリスペクトがあり、インタビューでは「姉妹がいたからこそ、今がある」と語っています。まさに“衝突と信頼”の絆が築いた成功です。

2. 母・小篠綾子の“異常なほど自由な教育方針”

三姉妹を育てた母・綾子さんは、「子どもの人生は親のものではない」という信念の持ち主。進路や夢について一切口出しせず、すべてを本人に委ねました。

コシノミチコが単身でロンドンに渡る際も、「行ってこい」と背中を押しただけ。子どもを信じ抜くその姿勢が、世界を舞台に活躍する娘たちを育てたのです。

3. パリコレ出展は家族全員が反対していた

1978年、ジュンコがパリ・コレクションに出展を決意した時、家族からも「まだ早い」と反対の声が上がったといいます。当時はまだ、日本のファッションが国際的に評価されにくい時代でした。

それでもジュンコは意志を貫き、日本人女性として初めてパリコレに挑戦。世界に「JUNKO KOSHINO」の名を刻んだ瞬間でした。

4. 姉妹そろって登場するのは“奇跡”だった

三姉妹がそろってイベントや番組に登場することは意外と少なく、実現するたびに「奇跡」と呼ばれるほど貴重です。それぞれが異なる国・都市を拠点にし、日々多忙なスケジュールをこなしているためです。

2025年の大阪・関西万博での再集結は、まさにその“奇跡”の一つ。日本中の注目を集めました。

5. ブランドを閉じたヒロコの“再生”ストーリー

コシノヒロコは一度、自らのブランド活動を休止した過去があります。「自分の感性が枯れた」と感じたからだそうです。

しかし、その後アートとの融合を模索し、新たなギャラリーを開設。再び創作の情熱を取り戻し、進化を遂げました。この経験は、年齢や環境に関係なく“再出発”できることを教えてくれます。