鈴木福さんが大御所芸能人からのハラスメント被害？許せない言葉とは！

2025年6月4日、俳優の鈴木福さんが出演したテレビ番組でのやり取りが波紋を呼んでいます。「これはハラスメントではないか」という指摘がSNS上で広まり、視聴者の間で大きな議論が巻き起こっています。問題の発言をしたのは、国民的落語家であり、長年テレビ業界を支えてきた笑福亭鶴瓶さん（73歳）。その言動が「若手俳優に対する配慮を欠いている」として多くの人々から厳しい目を向けられているのです。

問題となった発言の内容とは？

番組中、鶴瓶さんは鈴木福さんに対して何度もプライベートに踏み込む質問を投げかけました。ときには冗談交じりの口調で、恋愛事情や家族関係など、番組の趣旨とは関係のない話題に切り込む場面もありました。鈴木さんは終始笑顔を保ちながらも、困ったような表情を見せる瞬間があり、それを見た視聴者はすぐに反応しました。

SNSでは、「見ていて気まずくなった」「あれは笑っていい場面ではない」といった感想が次々と投稿され、番組の放送直後からトレンド入りするほどの話題に。テレビ局には抗議の声や意見が多数寄せられたとも報じられています。

番組でのやりとりの概要

鶴瓶さんと鈴木さんは広島県東広島市を訪問し、久々に再会。会話が始まるとすぐ、鶴瓶さんは鈴木さんの芸能活動について触れ、「この世界はもう離れられんやろ？」「離れようと思わへんやろ？」と問いかけました。これに対し鈴木さんは、「今更離れるつもりもないです」と即答。

ここまでは和やかな雰囲気でしたが、次の発言が問題視されます。

芦田愛菜さんとの関係に踏み込みすぎ？

鶴瓶さんは続けて、かつて『マルモのおきて』（2011年）で共演した女優・芦田愛菜さん（20）について触れ、「あなちゃん（芦田さん）とは会ってるの？」「ちょっと抵抗してるけど付き合ってるの？」など、プライベートに踏み込んだ質問を連発しました。

これに対し、鈴木さんは「全然会ってないです。仕事でしか」「連絡先も知らないですし、プライベートで会うことは一切ありません」と冷静に返答しましたが、鶴瓶さんは「おかしいやん」としつこく返し続け、視聴者の間で違和感が広がりました。

SNS上での爆発的反応

番組終了後、X（旧Twitter）を中心に多くのユーザーが今回の件について意見を述べました。ハッシュタグ「#鈴木福くん」「#鶴瓶ハラスメント」などが登場し、以下のような投稿が目立ちました。

一方で、「昔からテレビはあんな感じだった」「若手はそれに慣れるべき」といった声も一部にあり、価値観の違いが浮き彫りとなっています。

「ハラスメントだよ」の声も…73歳大御所タレント　鈴木福への“不適切”質問にネット嫌悪感

俳優の鈴木福（20）が6月2日、『鶴瓶の家族に乾杯』（NHK）にゲスト出演。司会を務める笑福亭鶴瓶（73）からの“ある質問”に狼狽する場面があり、ネット上で話題になっている。

この日の放送では、鶴瓶と鈴木が広島県東広島市を訪問。久々の再会だという2人が合流して話し始めると、すぐに鈴木の芸歴の話題となった。1歳で芸能界デビューした鈴木に対し、鶴瓶が「この世界はもう離れないやろ？　離れられへんて、もう」と問うと、鈴木は「そうですね、今さら離れるつもりもないですし」と即答。

すると、鶴瓶は「愛菜ちゃんもそうやんな。愛菜ちゃんは（年）上か？　ちょっと」と、女優の芦田愛菜（20）の名前を出し、2人の関係性を尋ねた。これに、鈴木が「同い年です。誕生日も1週間ぐらいしか違わない」と答えると、鶴瓶は「愛菜ちゃんと会うこともある？」とさらに質問。

「ないです、全然。もう、一切。仕事でしか会わないんですけど」と苦笑いで明かした鈴木に対し、鶴瓶は「おかしいやんか、それは。なんかちょっと抵抗してるけど、付きおうてんの？」と突然突っ込んだ質問を繰り出した。

鈴木が「違います、違います」と即座に否定し、「普通に連絡先も知らないですし、プライベートで会うこともまったくない」と説明している最中も、鶴瓶は「おかしいやん」とツッコミ。さらに、「2年ぐらい会ってないですかね」と続けた鈴木に、鶴瓶は「ふーん、えぇ～」と相槌を打ちつつも納得がいかないような表情を浮かべていた。

Xでは、この鶴瓶の質問に嫌悪感を示す声があがっている。

《異性で一緒に仕事してただけで「付き合ってるの？」はザ・昭和って感じの感覚》
《こういうの聞かれるの、もううんざりだろうな。ある種ハラスメントだよ》
《この質問自体アウト！いかに鶴瓶さんでも、人権感覚が前時代すぎ…》
《鶴瓶もデリカシーない　司会者なのにもっと別の事聞き出せないのかしら》

「鈴木さんと芦田さんはともに子役から活躍し、2011年に共演したドラマ『マルモのおきて』（フジテレビ系）では社会現象を巻き起こしました。同作の主題歌を引っさげて、同年大みそかの『NHK紅白歌合戦』に史上最年少出場も果たしましたからね。

その後、2人は俳優・女優として見事に成長し、今もなお第一線で活躍。2023年には同じ慶應義塾大学に入学したという話題性もあり、2人の関係についてはこれまでもさまざまな番組で散々イジられてきました

出典：「ハラスメントだよ」の声も…73歳大御所タレント　鈴木福への“不適切”質問にネット嫌悪感 | 女性自身

鈴木福さんの立ち居振る舞いと高評価

鈴木福さん本人は現在のところこの件について公のコメントを出していません。しかし、番組内で見せた彼の冷静な態度とプロフェッショナルな対応には、視聴者や業界関係者から高い評価が寄せられています。

彼は子役時代からメディアの最前線で活躍しており、10代後半となった現在でも変わらぬ礼儀正しさと誠実さで知られています。今回も、場の空気を壊すことなく、不快感を表に出すこともなく、落ち着いて受け答えしていた点が多くの人の心に響いたようです。

芸能界とハラスメントの構造的問題

この騒動は、芸能界が抱える“年功序列”や“忖度文化”といった問題を再認識させる出来事となりました。ベテラン芸能人が若手に対して冗談を交えつつ発言する構図は、長年続いてきたスタイルですが、時代とともに「それが許されるのか」という問いが強まっています。

特に、若手俳優やタレントが大物相手に不快感を表明するのは難しく、現場では“笑ってやり過ごす”以外の選択肢がない場合も多いのです。これは、パワーハラスメントやセクハラに限らず、上下関係に起因する“黙認の構造”が根強く残っている証拠とも言えます。

制作側や事務所も、単に番組の演出として流すのではなく、出演者全員が安心して発言・行動できる環境を整える必要があるという声が、改めて強く求められています。

視聴者の声がテレビを変えるか

視聴者からのリアルタイムなフィードバックは、近年テレビ制作において非常に重要な指標となっています。SNSによって即座に感想や批判が広まり、炎上や番組方針の変更が起こることも珍しくなくなりました。今回の件でも、視聴者の声が放送局や出演者に与える影響は小さくないと考えられています。

今後、番組制作サイドがどのように対応するのか。あるいは、鶴瓶さんや事務所側から説明や謝罪が出るのか。社会全体がこの問題にどれだけ真剣に向き合うのかが問われています。

まとめ

鈴木福さんがテレビ番組で受けた発言は、単なる“いじり”や“笑い”の範疇を超えたとして、視聴者の間で大きな議論を巻き起こしました。これは芸能界における力関係や、未だに残る古い価値観、そしてそれを黙認してきた体質に対して、社会が変革を求めていることの現れでもあります。

一人の若手俳優の受けた経験が、業界の在り方を見直す契機となるかもしれません。今後、芸能界全体として、誰もが安心して活躍できる健全な環境が築かれていくことを期待したいところです。